内容説明
十九歳のアンナは、二年前から近くのトレメイン牧場の経営者エバンに片思いをしていた。が、彼は三十四歳。さんざんエバンを追いかけるが、若すぎるという理由でとりあってもらえない。それでもめげずに彼に迫っていたアンナだが、ジェイコブズビルのショッピングセンターの落成パーティの日、彼がモデルの女性を伴って現れたのを見て、ショックを受けた。彼はわたしから逃げたい一心で、昔の女性まで連れだしたのだ。わたしの気持ちを知っているのに、こんな残酷な仕打ちを…。
著者等紹介
パーマー,ダイアナ[パーマー,ダイアナ][Palmer,Diana]
ロマンス小説の世界で、今もっとも売れている作家。ニューヨークタイムズをはじめ、各紙のベストセラーリストにたびたび登場する。米ジョージア州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
22
再読。コミック→原作の小説→「テキーラのあとで」という順に読んだのでヒーロー像がなんだかよく分からない。「テキーラのあとで」では弟の妻になった義妹に対して思いやりある行動をとるいいお兄ちゃんだったのに、自分が主人公になるとまあ大人げないったら。原題がヒーローの名前ってことは、「大人への階段」を上るのは19歳のヒロインではなく、34歳のヒーローだったんだ。(笑)2016/04/28
糸車
17
再読。「テキーラのあとで」を読むとこれも読みたくなる。2016/12/26
ひまわり
9
大人への階段を昇るのはヒーローだったんだわ、これ。2017/02/14
akiyuki_1717
4
ダイアナさんの作品が読みたくなって、再び図書館にて再読。ヒーローは今一つなんだけど、ヒロインがストライクなんです。十代特有の勝気で天真爛漫な怖いもの知らずの女の子が、目の前で大人の女性とイチャイつかれたら、そりゃ落ち込むし、自分の行動を恥じるよね。それでも大人になろうとヒーローと距離を取ろうとする姿がいじらしい。手放したけど、購入しようかな…迷う…2017/09/12
める
4
情緒不安定ヒーロー。思考と行動が一致しない男だな!と呆れてしまった。今まで読んだほとんどのダイアナ作品もこんな男ばっかりだったけど。ヒーローの心情自体にはときめくのに、実際の行動が見事にそれを打ち消してゆく…。正直ヒーロー視点が無ければこの作家の作品は読んでいられないと思う。理不尽な言葉の暴力が恐ろしくて(笑)2013/06/13