内容説明
学生時代に離婚を経験して男性不信になったアマンダは仕事に打ち込み、キャリアを積むことを人生の目標としていた。土木技師としてモロッコに派遣されたのも、努力の結果なのだ。今回の取り引き相手ニコラス・ベン・サードは、砂漠の民ベドウィン族の族長であるばかりか大富豪でハンサム、そして頑固で抜け目ないビジネスマンらしい。初めての会議の日、アマンダは初対面のシークに夕食に誘われた。言い寄ってくる男は無視してきたが、大事な客にそうはできない。彼の厚かましさに閉口しながら、アマンダは招待に応じたが…。
著者等紹介
マートン,サンドラ[マートン,サンドラ][Marton,Sandra]
アメリカの作家。少女のころから書くことが大好きで、早くからラブストーリーを書いていた。ロマンス作家としてのデビューは1986年。その後、次々と作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちはや
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2000.12.12 ★★★☆
姫宮紅真
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シークマラソン二冊目。一冊目よりは良い意味で陳腐でわかりやすく、すっと入りこめた。主人公は男に牙をむくキャリアウーマンで、最終的に牙を抜かれていわゆる「妻」の座におさまってしまう。そのきっかけは運命という名の肉欲。だいたいこれでシークものに感じたイメージは説明できていると思う。せっかく築いたキャリアを捨てなければ運命の男とは結ばれないの?という疑問は解消されるのだろうか……ハッピーエンドといいつつ女の幸せが「男と結ばれる」一点に収束するのにはやっぱり違和感。2013/08/05