内容説明
16歳の男爵令嬢カーラはひと目でブランソン卿に恋をした。地味で平凡な彼女にとって彼はアポロ神そのものに見えたのだ。6年が過ぎた今、二人は信頼で結ばれたよき友人関係を築いている。社交界デビューが決まった日、カーラはひそかに心を躍らせた。私を女性として見てもらえるチャンスがきたわ。ところがブランソン卿はカーラをダンスに誘い、情熱的に唇を奪ったものの、相変わらず友人としての関係を崩そうとはしなかった。落胆したカーラは、奔放な妹から授けられたある秘策を実行したのち、黙ってロンドンを去る決意をする。
著者等紹介
ジャスティス,ジュリア[ジャスティス,ジュリア][Justiss,Julia]
1996年『意外な求婚者』がロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞を受賞、その原稿を北米ハーレクイン社が買い取り、99年にデビューを果たす。現在はテキサス州に在住。フランス語の非常勤講師も続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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糸車
17
積ん読解消。別人になりすまして片思いの男性を誘惑するあたりからこういう設定は苦手かもと思い始めて、一応最後まで読んだけどもやもやしてすっきりしなかった。2021/02/16
矢田ふみえ
3
一気に読めたけど、最初の場面であんなにうまくいくもんかね。自分のために生きていくと決意していくのはえらいけどね。2016/02/21
まめもち
2
幼い頃からハンサムな隣人に片想いしていたヒロイン。妹が引き起こしたスキャンダルで社交界にいられなくなり、フランス人の未亡人のふりをしてヒーローを誘惑する決心をする。自分の気持ちに気づいたヒーローの対応がまずすぎて、残りのページ数でちゃんとくっつくのか心配になったw。ヒロインの家族がひどすぎる。仕事に没頭する父親もだけど、絵を描くことしか頭にない妹にほんとにイライラ。2016/05/02
キッチンタイマー
2
妹の時代にとらえられない自由な考え方と、主人公の食い違いぶりが痛々しい。やがて妹の視点が正しかったことが明らかになっていくけれども、妹の性格の傲慢さがどうしても好きになれず、読後感がよくなかった。2013/04/20
まみ子
2
妹さん、奔放すぎるでしょ。主人公二人の距離もなかなか縮まらなくて苛々させられた。2013/04/07