内容説明
１０年前、父が頭に大怪我を負ったあの日がローリの人生を変えた。以来、意識が戻らない父の看病に明け暮れ、大学進学も、恋も諦めたのだ。その父がついに亡くなり、抜け殻になったローリも、ようやく自分の人生を歩き出そうと思い始める。まだ恋をする気にはなれないけれど、割り切った甘美な関係を誰かと楽しめたら―そんな秘めやかな願いを偶然知り、相手に立候補したのがクイン。親友の兄で建築家として成功した、今や住む世界の違うエリートだ。昔なじみで憧れていたクインからの突然の申し出に、ローリは目を丸くした。恋愛休暇中の彼女のもとに、富豪が“恋”を運んできた？全米ベストセラー作家が綴る、灼熱の官能サマー・ラブ。
著者等紹介
ダール，ヴィクトリア［ダール，ヴィクトリア］［Ｄａｈｌ，Ｖｉｃｔｏｒｉａ］
家族とともに、アメリカの山間部の小さな町に暮らす。１２歳からロマンス小説を読みはじめ、２０歳のときに初めて執筆に挑んだ。作家の登竜門ゴールデン・ハート賞を勝ち取る。ヒストリカル、コンテンポラリーともに執筆し続けている。ベストセラーリスト常連の、期待の新星
琴葉かいら［コトハカイラ］
大阪大学文学研究科修士課程修了。大学院で英米文学を学んだあと、翻訳の道に入る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ＫＡＺＵ@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
25
一作目のモリーより良かった。このヒロインには、共感できる所が多々あって好き。ヒーローはデートの前に宿題してきて、サイコー(≧∇≦)2018/08/28
Michelle
18
「モリーの言えない秘密」シリーズ2作目。モリーの兄と親友のロマンス。モリーが奔放すぎて、この女とは友達にはなれないかも…とヒヤヒヤしたのと対照的に、こちらのヒロイン、ローリは好感度高いヒロイン。10年も寝たきりだった父が亡くなって自由になったものの、恋も勉強もやりたかったことを色々と諦めてきたローリは、これからどうしたらいいのかわからない。先ずは割り切ったセックスがしたいと思い立ったところに現れた、素敵な手をした親友の兄。シリーズ全部良かったけど、これが一番好きかなあ。2022/03/24
イヴ＠乗馬に夢中
16
前作のモリーの友達、ローリがヒロイン。とにかく応援したくなるヒロインだった。汗水働く女性はいいよね。父の死の真相を解きあかそうと、もがき苦しむ。本当は大学で勉強したい、普通の楽しい人生を過ごしたいと自分の夢を閉じ込め 爆発寸前になるところが上手く描かれてる。読んでて共感した。ラストの建築になぞってローリーの体を表現し、SEXするのは興奮した。終始、モリーがうざかったww2018/09/09
veri
13
官能シーンも満載だけど、本題は多分そこじゃない。動きたいけど、怖い。でも、ここにもいたくない。そんな気持ちを抱え続けて破裂寸前なローリが主人公。発達障害気味なヒーロー、クインは夢中になると色んなことを忘れてしまうけれど、とても優しくて思いやりのある素敵な人です。二人は幼馴染だけど、一目惚れに近い形で衝動的に恋に落ちるのでそこは深く掘り下げられません。でもその分ローリの心にしっかりと焦点が当てられていて良かったです。サスペンス要素もあるけど犯人はすぐわかってしまうwでもひっくるめて楽しめました( *｀ω´)2016/01/06
Nami
9
ヒーロー クインは、モリーの兄で、モリー同様ちと変わり者。モリーとは全然性格違うけど、好きな建築の事となると、集中しすぎるあまり周りが全く見えない、遅刻も当たり前、約束も忘れる、空気も読めない。でもって流される性格の為、気づいたらデートして、Ｈしてた...とか..(￣▽￣) そんなクインが、ローリの好きな官能小説を読んで勉強し、ローリの為に奉仕する(｡>∀<｡)でも、彼自身もそのプレイを楽しんでる（笑）クイン凄く優しい‼︎こんなけ優しいと欠点も許せるわ(//∇//)2016/09/20
