内容説明
手に入れたと思った愛がこぼれ落ちていく…。思い焦がれていたアーロンとようやく結ばれたのも束の間、知らされた事実にオリヴィアの心は切り刻まれた―アーロンが仲間の命を助けるため、わたしを天界に追い返すと密かに約束していたなんて。そこに追い討ちをかけるように問題が浮上する。アーロンを慕う幼い少女がオリヴィアに嫉妬するあまり、悪魔と恐ろしい取り引きをしてしまったのだ。アーロンは少女を救うためならばなんでもするだろう。案の定、彼が下した決断はあまりに誠実で、オリヴィアにとって残酷なものだった。
著者等紹介
ショウォルター,ジーナ[ショウォルター,ジーナ][Showalter,Gena]
NYタイムズベストセラー作家。ロマンス小説好きが高じて、自ら書きはじめる。独自の世界観やユーモア、セクシーな作風が絶大な支持を得て、パラノーマル・ロマンスを始め、コンテンポラリー・ロマンスやヤング・アダルトの分野で活躍
仁嶋いずる[ニシマイズル]
翻訳家。1966年京都府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アカツキ
10
さらっと天国や天使が描写される分には気にならなかったけれど、いざ描かれてみるとグダグダな感じでギリシャ神話をモチーフにした世界観には合わないように感じた。オリヴィアの師匠ライサンダーが頑張ったにしても天使に復帰する条件を次々出してくるので、それなら最初からアーロン殺害を断ったくらいで地獄に落とすことなかったんじゃない?とか、絶対神の立ち位置とか…うーん、アーロン回は私にとって微妙だった。気になったのは影の女こと悪夢の魔物を宿すスカーレットと嘘のギデオンの関係。次巻が楽しみ!2020/06/22
mum0031
4
堕天使のオリヴィアと、暗黒の戦士のアーロン。 悪魔のレギオンは、人間に変身してもやっぱり悪魔。地獄に落とされ、不憫に思うオリヴィアが……!! 2017/08/10
黒崎ディートリッヒ
3
呪われたオリンポスの戦士たちのひとり、<怒り>の番人アーロンと彼を愛した天使、オリビアの恋物語下巻。 レギオン!!今回はなんといってもレギオンに色々突っ込みたくなる話だった。ただのチビドラゴンだったら良かったのに、こんなウザい娘(笑)になるなんて。まぁ結局、彼女は痛い目にあうことになるんですけどね。 聖なるオリビアと魔なるアーロン、属性は違ってもふたりが無事にハッピーエンドを迎えて良かった。確かに<怒り>はアーロンよりも<暴力>のマドックスに似合っていると思う。 戦士たちはギリシア神話版七つの大罪ですね。2014/02/26
anko
2
今までメインになった戦士の中では一番アーロンが好きかも~(*´ω`*)じれったくて何度「早く入れちまえよ」と思ったか…二人はハッピーエンドで安心したけど、レギオンが気になる(。´Д⊂)2015/10/11
みとん
2
レギオンとオリヴィアとアーロンとの三角関係、オリヴィアの天使への復帰、レギオンとルシファーの契約、ガレンが手に入れた聖遺物「神のマント」、ある人物がが「強欲」の番人という事実、アーロンの死により、新たな「怒り」の番人に驚くべき人が選ばれた。その人がどういう風に戦士たちの前に現れるのか、突然現れた「悪夢」の番人スカーレットと「嘘」の番人ギデオンの関係性も気になるが、次回明かされるのかな?あぁ、あとウィリアムとダニカの友人ジリーの関係も気になる。ウィリアムに口説くに口説けない女性がいたとは!レギオン可哀想。2013/02/08