内容説明
この人はいったいだれ?休暇で訪れた母の自宅で見知らぬ男性と鉢合わせし、ジェシカはうろたえた。先日過労で倒れた彼女は、母がバカンスで家を空けるあいだ、そこでゆっくり過ごすことになっていたのだ。なのに、キールと名乗る彼は我が物顔で部屋を占拠している。奔放な母のことだから、若い恋人を住まわせていても不思議はない。彼と目が合っただけで胸の鼓動が速くなった自分を恥じ、ジェシカが立ち去ろうとすると、キールが何か告げようと彼女の腕をつかんで引き止めた―そして発した言葉が、切ない恋の始まりとなった。
著者等紹介
キャンプ,キャンディス[キャンプ,キャンディス][Camp,Candace]
新聞記者の一家に育ち、10歳のころから小説を書き始める。クリスティン・ジェイムズのペンネームも持ち、現代小説と歴史小説の両方を手がける人気作家として活躍中。テキサス出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mum0031
4
経営コンサルタントのジェシカと、オーナーで管理人のキール。 仕事中毒で、体調を崩したジェシカが ニューオリンズの母の家へ静養に訪れる。 一目惚れしたキールが、ジェシカと過ごす日々。仕事かキールか? 女性側が、生活を変えるのが一般的なのかも知れないけど、キールは柔軟性があるし、自身と向き合う度量がある。ジェシカもキールを選んだし。 特別な事件や、横槍を入れる女性もなく、サラッと、読んでしまいました。 2018/02/25
舟華
3
過労で体を壊したジェシカ(今で言うと自律神経系っぽい)と母親の家のオーナーのキールのロマンスのお話。まだロマンス小説自体に触れるのが三作目なのでどういったものが主流かが分からないのですが、場面が現代なのでこう特に大きい事件があるわけでもなくわりとすんなり終わったなぁ、という印象。海外では割と日常じゃないかしらこういうの、という先入観とさほど変わらなかったなぁ。文章の流れは好き。2020/11/07
ひまわり
1
モニター本。1986年刊クリスティン・ジェイムズ名義の再録。 ワーカホリックで禁煙できないヒロインが新鮮。 2011/02/07
マソノ
0
キャンディス・キャンプの作品は大体読んでいるのでこれも読んだのですが、どうにも現代物は面白くないですね…。 ヒストリカルだと何かしら事件が起きてミステリ要素があるので、面白く読めるのですが、現代物だとただの痴話喧嘩…。 感情的になりすぎ&想像力過多。2013/05/23
ちゃろ
0
⭐⭐⭐2012/09/05