内容説明
放蕩子爵ジュリアンは父の希望で身を固める前に“遊びおさめ”を企てる。愛人を連れて親友の別荘へ行き、快楽のクリスマスを過ごすのだ。特定の相手がいない今、狙うは難攻不落と噂の踊り子ブランチ。彼女ならさぞや楽しい時を過ごさせてくれるはずと期待に胸をはずませる。まさか彼女が、病の妹の薬代を稼ぐために聖職者の娘という身分を隠して舞台に立っているとも知らず…。Ｍ・バログの名作『金の星に願いを』のほか、期待の新鋭Ｃ・ミランの初邦訳作『不埓な贈り物』、Ｍ・ムーアの感動作『愛と喜びの讃歌』を豪華収録。
著者等紹介
バログ，メアリ［バログ，メアリ］［Ｂａｌｏｇｈ，Ｍａｒｙ］
イギリスのウェールズ生まれ。現在、夫と共にカナダに住む
ミラン，コートニー［ミラン，コートニー］［Ｍｉｌａｎ，Ｃｏｕｒｔｎｅｙ］
アメリカ太平洋岸の北西部に在住。法律関係書類の作成者、コンピューター・プログラマー、ドッグトレーナーなどのさまざまな職業を経て、２００９年に作家デビューを果たす。セクシーで繊細な歴史物が得意
ムーア，マーガレット［ムーア，マーガレット］［Ｍｏｏｒｅ，Ｍａｒｇａｒｅｔ］
数々の受賞歴を誇る人気ヒストリカル作家。カナダのトロントに暮らす（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リル☪︎*｡꙳
22
Xmasに向けて読んでた本が読み終わったら、Xmasはとっくに過ぎちゃってた笑。Xmas短編3作。初作家さん達。｢金の星に願いを｣★★★★「不埒な贈り物」★★「愛と喜びの讃歌」★★★好感が持てるﾋﾛｲﾝ達でよかった\( ¨̮ )/2017/12/29
zawa
10
どれも、華やかさはないけど、クリスマスらしい心にしみるお話でとってもよかった。メアリ・バログはやっぱり最高。2話目の庶民でしかも極貧のヒーローのお話もとっても新鮮。極貧の生活から、自分の力で、誠実に未来を切り開いていくという展開で、読後感もよかった。2010/11/21
Mrs.涼子
8
面白かったッ！3作品とも、とってもクリスマス！私は2番目の「不埒な贈り物」が特にイイ。コートニー・ミランの他の作品も読んでみたいなぁ。2010/12/22
ひまわり
8
メアリ・バログとマーガレット・ムーアはバックナンバーからの再録。コートニー・ミランのみ新作でした。 庶民カップルでしかも極貧って珍しいです。 読んで損はない一冊だと思います。2010/12/05
kyara
7
メアリ・バログは既読。2作目は初めてのリアル貧乏ヒーローがとても新鮮でヒストリカルでこんな風に【ディッケンズの世界】が描けるんだ～と感動した。3作目、私的にあたりでツボでした。3作ともこのくらい質の高いアンソロジーを常に望みたい。2011/01/13
-
- 電子書籍
- 発達障害に気づかない大人たち〈職場編〉…
