内容説明
友人が次々に結婚し、ノークロフト伯爵オリヴァーは取り残された気分だった。結婚に抵抗がない自分がいちばん長く独身でいるとは皮肉なものだ。田舎の領地に戻って退屈していたある日、彼の屋敷に気を失った淑女が担ぎ込まれてきた。麗しい女性は我が家を訪ねてきたようだが、目を覚ましたとき、いっさいの記憶をなくしていた。オリヴァーは素性を訝しみながらも、瞳に不安をたたえた彼女にしだいに心惹かれていく。だが、偶然に思えたこの出会いには思いもよらない計画が隠されていた。記憶喪失は彼女の演技なのか、それとも…。
著者等紹介
アレクサンダー，ヴィクトリア［アレクサンダー，ヴィクトリア］［Ａｌｅｘａｎｄｅｒ，Ｖｉｃｔｏｒｉａ］
ネブラスカ大学を卒業後、ＴＶレポーターとして華々しい成功を収めたのち、１９９５年に作家デビューを果たす。これまでに２０作以上のヒストリカル・ロマンスを世に送りだし、そのたびに各紙ベストセラーリストの上位に登場している。ネブラスカ州オマハ在住
皆川孝子［ミナガワタカコ］
東京都生まれ。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ち～
29
独身貴族同盟④恋愛結婚に拘るが、結婚には抵抗ないのに最後まで残った賭けの勝者オリヴァー。母と滞在していた屋敷に、記憶喪失の女性が運ばれてくる。緑色の瞳にノックアウト。実は2人の家には500年前に呪いが掛けられていた。知らず恋に落ちた2人。呪いのために結婚するのか？恋をしたから結婚するのか？真実を知り悩むオリヴァー。真面目かっ！2人を支えるオリヴァー母が素敵。ラストのロマンスにビックリ。最後の解決、オリヴァーはどこまでもロマンチストだった。同窓会のように4人が集まった30年後を書いたエピローグも良かった。2019/06/20
たまきら
26
「結婚なんてごめんだよな、おれら！…最後まで独身でいられるのだれか賭けようぜ！」そんなのノリのおバカ男子4人の中で最後に残ったのが「え…別に結婚したっていいんだけどな」な、おっとりおぼっちゃまだというところが結構リアル。実際周囲を見ると結婚アレルギーを発症していた人が意外に早く結婚したり、子どもにメロメロになったりしてます。ジーヴズのところのアレを思いださせる伯爵の無邪気でかわいいこと。今回も女子（たち）を相手に全く勝ち目のない男子に大笑いしました。エピローグにもほっこり。楽しいシリーズでした。2022/07/02
kyara
1
軽く読めてイヤな感じは全くない。が、薄い！魔法も呪いも中途半端で何だかね…30年後のエピソードは面白かった。2010/06/01
チョビ
0
性格温厚なはずのノークロフト、ケイトが運び込まれてきた時から怒りっぽいし違和感があるなー。魔法や呪いや呪いがとけた「しるし」があったりなかったりという中途半端さ、うやむやで、スッキリしない。思いっきり「ある」か、全部説明がつく「ない」か、どっちかだったらもっと面白くなったのに。2013/06/13
nayui
0
★★☆☆☆2010/07/13
