目次
第1部 昔話の本質(いばら姫―昔話の意味と外形;眠る七人の聖者―聖者伝‐伝説‐昔話;竜殺し―昔話の文体;地の雌牛―昔話の象徴的表現 ほか)
第2部 昔話の解釈(七羽の烏;白雪姫;金の毛が三本ある悪魔;死人の恩返し ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
良く知る昔ばなしの解釈が書かれた本。外国(グリムなど)の話。日本語版の前書きもあり、どの再話が良いのかを念頭に入れて読むことができた。文体が読みにくい本もあり、再話がアレンジされたものもあるので、自分で読みやすくきちんと再話されたものを見抜く目が必要ですね。 『 いばら姫 / 眠る七人の聖者 / 竜殺し / 地の雌牛 / 生きている人形 / 動物物語 / ラプンツェル / 謎かけ姫 / 昔話の主人公 / 文学における奇蹟 』2021/05/15
海星梨
0
なんと図書館で民俗のそれらしいタイトルと並んでいなかったので首を傾げてカウンターにいったら別の棚をおしえてくださり、なんと「小説の書き方」とかいうタイトルの群れに一冊だけ紛れていたのですけどそれは。。。OPACには388になっているんですけど。。。昔話と伝説の文法の違いという着眼は重視されているものの、その視点を含め昔話の本質を解明する書籍でした。合本とのことで内容が重なる部分もありつつ第一部は読まなくても良かったのでは?とか思いつつ、楽しく読めました。2018/09/06