内容説明
帰還したばかりの元スパイ、ロストウィジアル伯爵チャールズは社交界で有力な花婿候補として追われる日々に嫌気が差し、田舎の領地に避難してきた。ある夜、理想の妻の姿に思いを巡らせていたとき、チャールズは男装した幼なじみペニーに偶然でくわす。彼女はある人物を尾行していたらしいが、事情については頑なに口を閉ざした。13年前に愛を交わしたものの、理由を明かさぬまま結婚を拒んだペニーは美しさも独立心も増しているようだ。無鉄砲な彼女を守るのは自分の役目だ。チャールズは今度こそ彼女を手に入れると決意した。
著者等紹介
ローレンス,ステファニー[ローレンス,ステファニー][Laurens,Stephanie]
セイロン(現スリランカ)生まれ。5歳のとき、一家でオーストラリアのメルボルンに移り住む。大学では生化学を専攻して博士号を取得。その後、夫とともにロンドンに渡る。4年間を過ごして帰国したのち、研究活動に従事しつつ、十代のときから愛読していたヒストリカル・ロマンス小説を書き始める。現在ではアメリカでも人気が沸騰し、ベストセラーリストの常連となっている
琴葉かいら[コトハカイラ]
大阪大学文学研究科修士課程修了。大学院で英米文学を学んだあと、翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まるかず
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ステファニーの安定した心理描写は絶品♪ 安心して読んでいられます。チャールズのペニーに対する意志表示や行動からは、彼がペニーを愛していることを確信させられるのですが、彼本人がそれを自覚していない。財力や地位・身分で結婚相手を決めていたこの時代ならではなのでしょうか、この鈍感さは。こんなだからペニーの気持ちもわからないし、求婚しても断られるんだよ。笑える。フランスへの情報漏洩問題も絡んで、楽しいです♪2012/07/29
みか
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社交界で妻にしたい女性と巡り会えず、任務もかねて先祖代々の土地に戻ったチャールズ(ヒーロー)と、幼なじみで13年前に愛も交わしたことのあるペニー(ヒロイン)。チャールズは、13年前にペニーとうまくいかなくなった事もあって軍に入り、そこで諜報活動を行っていた。しかし跡継の兄達が次々亡くなり、伯爵の地位を継ぐことになり、跡取りをもうけなければならず、花嫁を捜していた。前半は面白かったけれど(二人が再会したり、ペニーの父と弟が関わった事件などの新事実)、後半は膠着状態で、熱いシーンばかり多く、中だるみでした。2012/04/20
MOMO
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うーん・・・ペニーちゃんて、嫌いではないんだけれど、どうも知性を誇ってる割には独善的過ぎるような気がしてさぁ・・・いまいち、好きにもなれない・・・下巻では、ちっとは改善するのかしらん・・・? 2011/03/26
oneoeight
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2人が熱気(やる気?)ムンムンですな・・・当てられる(薄笑)Sローレンスのヒロインは曖昧な理由でいつも結婚したくないけど・・・まさか今回も理由が曖昧なの?それで13年間もムダにした・・・とかは止めてよぉ〜〜〜(´A`)まさかね。まさかの・・・下巻へゴーゴー☆2010/05/02
くろうさぎ
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面白かったけど、、ちょっと無駄に時間がすぎてる?2010/03/09