内容説明
「きみには予知能力があるようだな」カジノ・ホテルの経営者はオフィスに連行されたローナに言った。ローナは数字を先読みできる生来の能力を使い、カジノを渡り歩いて生活費を稼ぐ身の上だった。不正を働いてはいないが、今回は儲けすぎたかもしれない。それにしてもダンテというこの男は、いったいどういう人物なのだろう。即座に彼女の能力を見抜き、得体の知れないパワーで心の内を探ってくる。ローナは逃げ出したい思いに駆られながら必死に心をガードした。彼が卓越した超能力を持つレイントリー一族の長だとも知らずに。
著者等紹介
ハワード,リンダ[ハワード,リンダ][Howard,Linda]
アラバマ州生まれ。1980年、30歳で作家デビューを果たした。以降、情熱的なロマンスを中心に多くの作品を発表し、アメリカをはじめ世界各国で人気は高まる一方。生まれ故郷のアラバマ州に夫とともに暮らしている
氏家真智子[ウジイエマチコ]
愛知県生まれ。1991年より翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hideto-S@仮想書店 月舟書房
63
彼女が部屋に入った瞬間、男は炎を眺めている錯覚に陥った。女は恐怖に襲われた。大金を稼ぐうち、カジノホテル〈インフェルノ〉の経営者に呼び出された女ギャンブラーのローラ。「君には予知能力があるね」。ホテルを経営するダンテが彼女の能力を見抜いたのは、彼自身が超能力を持つ一族の長だったから。ローラの正体を暴こうとするさなか、紅蓮の炎がホテルを包んだ。それは、ダンテの一族と数世紀も戦いを繰り広げていた対立する一族の陰謀だった。〈ハーレクインの女王〉リンダ・ハワードのサイキック・ラブサスペンス。甘くて官能的。全3巻。2015/02/14
矢田ふみえ
4
サイキ物だった。ヒロインがなぜこんな人生送ってきたのかわからないけど、もっと能力があればなんとかなったような気がするけど。でも、ヒロインはたくましい。2017/05/08
akiyuki_1717
1
色んな作家が一つの題材で書き繋ぐシリーズは基本好きじゃない。説明が長くてなかなか本題に行かないから、入り込むのに時間がかかる。終わり部分でヒーローがヒロインを置いていくのが信じられない。足手まといと思うのか、危険にさらしたくないのかリンダの作品にしては投げ出したような終わり方だった。2013/06/12
francois
1
この世界観を説明するのに結構ページ数をとってしまって 物語の展開におもしろみがかけていたような、、、「安息の、、、」に期待。2010/08/16
くろうさぎ
1
やっと第一作が読めた!時系列的には、ギデオンと同時進行名漢字ですね・・・・。しかし、ヒーローも残酷で傲慢なふるまいは、リンダならではでしょうかね・・・・。早く、第3作を読まなきゃ!2010/03/28