内容説明
小学校教師のオータムは繰り返し見る奇妙な夢に悩まされていた。金髪の少女が男に連れ去られ、山の中で暮らしている夢だ。記憶を頼りに新聞を調べると、それが6年前に失踪したモリーという少女で、有名な実業家ベン・マッケンジーの娘であることがわかった。かつて夢に見たとおりの事故で友を亡くしたオータムはベンのもとに押しかけ、一刻も早くモリーの捜索を再開すべきだと主張する。だが、娘は何年も前に死んだと思い込んでいるベンは、オータムを金目当ての詐欺師と決めつけて…。全米で話題のロマンティック・サスペンス。
著者等紹介
マーティン,キャット[マーティン,キャット][Martin,Kat]
情熱的でドラマティックなロマンス小説を得意とする全米ベストセラー作家。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で人類学と史学を修めたのち不動産ブローカーとなり、作家ラリー・J・マーティンと出会って結婚。1985年に執筆業を始め、セクシーな作風が瞬く間に人気を博す
高科優子[タカシナユウコ]
1962年神奈川県生まれ。一橋大学社会学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MOMO
3
いやぁ、いろいろとおもしろかったんだけどさぁ・・・ただ、オータムちゃんの恋愛臆病遁走癖が余りにもしつこくって・・・その部分に関しては少々うんざりしてしまい・・・もったいないと思うのよぉ!サスペンスの部分はそれなりに読めたし、オータムちゃんだって、不屈の精神で挑んでくれてたからさぁ。ただ、いかんせん恋愛ごとになったとたんに、臆病者の自己憐憫どっぷりさんになってくれちゃってて・・・おまけにしつこいのよ・・・そのギャップを、あえて読ませようとしたのかも知んないけれど、なんだかねぇ・・・2011/01/24
mum0031
2
教師で、クライマーのオータムと スポーツ用品会社社長のベン。 誘拐された少女の夢を、繰り返し見るオータム。以前、予知夢を見て親友を亡くした経験で罪悪感を持っている。 6年前に、娘を誘拐殺害されたベン。 犯人は逮捕されたが、遺体は見つからず 突然のオータムの訪問で、新に傷が開く。 男らしく強引なベンと、男性不振でちょっと臆病なオータム…eta! やることやっているのに、うざいよオータム。 2017/07/18
矢田ふみえ
2
今までとは、毛色が変わっているキャット・マーティンだった。予知夢をみるなんてつらいよね。正義をつらぬきとおしたオータムにご苦労様。2016/04/29
choco
2
あまりにもツライ題材。もがくような展開、伏線、怒涛のクライマックス。そして涙。あとがきでパラノーマルに分類されるとありますが、不可解な出来事としては程度的にはあり得る。 久しぶりに胸熱ですし、こんなラストが実際にもっと増えるといいなーと心から思います。2015/08/17
たまきら
2
なかなか面白かったです。ロッククライミングは、自然の美しい著書の背景にはピッタリな要素。一時期多発したカルト的な犯罪を彷彿とさせるところもアメリカらしい。子供の誘拐・売買は、女子の母親として決して許せない犯罪です。フィクションであってもイヤなものです。とはいえ、女性が描くサスペンスの場合はあまり無駄な暴力・レイプ描写がないので、そのような作品が苦手な人でも楽しめると思います。2014/05/26
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