内容説明
最愛の夫をなくしたステファニーのもとに、亡夫の親友ネイルが訪ねてきた。彼はこの1年半ものあいだ、悲しみに打ちひしがれたステファニーを慰めて絶えず支えてくれたが、最近はあまり顔を見せなくなっていた。友人の死を悼む暇も与えず、彼の親切に頼りきっていたのが迷惑だったのかもしれない。久しぶりに会ったネイルは変わらぬ優しさを目にたたえ…ほのかな情熱を漂わせている。安らぐはずの心が突然ざわめき、ステファニーは体の奥になじみのない疼きを覚えて戸惑った。大切な友人に惹かれるなんて、あってはならないわ。
著者等紹介
キャンプ,キャンディス[キャンプ,キャンディス][Camp,Candace]
新聞記者の一家に育ち、10歳のころから小説を書き始める。クリスティン・ジェイムズのペンネームも持ち、現代小説と歴史小説の両方を手がける人気作家として活躍中。アメリカはテキサス出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mao
18
このどエロな内容を思わせるタイトルはどっから来てるのかという疑問はまぁ、置いといて。親友の妻に恋しちまったヒーローが報われるまでのお話。4年間愛し〜い気持ちを抑えこんできたために、ちょっと油断するとヨダレたら〜。ヒロインとのいかがわしい妄想がはじまっちゃうヒーローが可愛いような、可哀想なような。それが遂に爆発したときのヒーローの行動。やっべぇです。なんとか頑張って一回は帰るのだけど「だめだった」「このまま帰れなかった」って。やめて〜。心臓に悪い。最初から仲良しで、好感度高めなカッポーでした♡2017/02/19
キッチンタイマー
7
Seacret Firesが原題。別にアダムとイブと言うわけでもないしなんだこの邦題。未亡人となったヒロインを結婚前から好きだったヒーロー。たぶん三人でいても別れ際に目で追ってたからバレバレだったのね、まわりのひとも気の毒にと思ってたのね。その事を知ったヒロインの苦しみや亡くなった夫への葛藤や失う怖さを一つ一つ描くのは好感。多少さらっとしすぎてヒロイン、切り替え早いなと思ったりも。案外男は思い込むと粘着するが、まあそれも女は好物って話。2016/04/03
ばん
6
最高のヒーロー!珍しく(笑)悪いところが見当たらないヒーローでした。ヒロインは一度最愛の人を亡くしているだけにこうやって色々悩むのは当然だなぁと思ったので気にならなかった。むしろ最後の変質者っぷりが面白かった(笑)二人の会話のやりとりも好きですね。クレアとピートの行方も気になったり。2016/03/20
ちゃろ
2
⭐⭐⭐⭐再読。亡き夫の親友とヒロインの話。ヒーローは、ふたりの結婚前からずっと思い続けていたが、それを隠して友人として振舞っていたが。。。ヒーローの思いの強さと、ヒロインは、惹かれながらも、罪悪感とをいったりきたり。ヒロインがさいごウジウジ悩むのはイラっとしたけど、こういう設定好きです。2014/01/05
MOMO
2
後半、ヒロインがちょっとうっとおしい・・・自己憐憫と自己保身のなか、「愛してるから耐えられないの・・・だから別れるわ・・」って、バッカじゃないの?その後、テレビでネイル君をみては、うじうじと悲劇のヒロインごっこ・・・・アーっうっとおしい!!2009/04/09
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- 和書
- 何を、どう祈ればいいか