内容説明
「きみのデリーが助けを求めている」ステンドグラス作家のエンジェルのもとに、一本の電話がかかってきた。デリーはエンジェルの亡き婚約者の弟であり、ともに悲しみを分かち合ってきた家族のような存在だ。不安に駆られる彼女に、電話の男ホークはこう告げた。デリーは学費を作るため、唯一の財産であるバンクーバー島の土地を自分に売ろうとしているが、折悪しく怪我をしたのだ、と。エンジェルはデリーの代わりに、自らホークに島を案内することにした。決して笑顔を見せない男と、何日も二人きりで過ごす事実からは目を背けて。
著者等紹介
ローウェル，エリザベス［ローウェル，エリザベス］［Ｌｏｗｅｌｌ，Ｅｌｉｚａｂｅｔｈ］
１９７５年にアン・マックスウェル名義でデビュー。８２年よりエリザベス・ローウェルとしてロマンスを書きはじめる。ＮＹタイムズなどベストセラーリストの常連で、受賞歴も豊富。創作範囲はロマンス、ＳＦ、ミステリー、歴史小説、ファンタジーなど多岐にわたるが、自分の信念をもっともストレートに表現しているのがロマンスだと話す。同じく作家である夫との共著もある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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youyou88
8
登場人物がいいねぇ。ホークの頑なさもいいし、エンジェルの愛らしさもいい。 過去を乗り越え幸せになる…という心温まるお話。 https://ameblo.jp/harayou1223/entry-12798149020.html2023/04/29
たまきら
1
婚約者と両親の死を、義弟や友人らとともに乗り越えてきた誠実な女性。そんな彼女が愛したのは、愛を知らない冷酷な男だった…というおはなし。自然の描写が素晴らしい。また、トラウマを乗り越えるイメトレやリハビリのこともよくかけている。ちょっと読み応えのあるHQを求めているのならおすすめ。男子は傲慢ですが、後半の苦しみ方が半端ないのと、ヒロインがどこまでもまっすぐなせいで許せるところもいいです。とにかくヒロインが素敵です。2014/10/08
ちゃろ
1
⭐⭐⭐再読。ヒロインはステンドグラス作家。辛い過去があるのにエンジェルと呼ばれるほど優しい、愛情に満ちた女性。ヒーローがホーク（鷹）とよばれる女性を信用しない男性。ヒーローがヒロインを傷つけるんだけど、ま、全体のストーリーは予想はついちゃうよね。でもヒロインが前向きにヒーローを愛するんで読後は優しい気持ちになります(^^)2014/07/05
みータン
1
愛を知らず相手を攻撃的に傷つけるばかりの孤独なヒーロー。溢れるほどの愛を失い、傷つきながらも人を愛することを止めないヒロイン。美しい描写や感動的なシーンが多く、重厚で深い愛のお話。が、私にはちょっと感傷的すぎたかな…。ヒロインを愛したもうひとりの男が関連作でのヒーローとか。そちらを読むのがちょっと楽しみです。2011/08/03
くろうさぎ
0
なんだか、初めっからむかむかしちゃうヒーローです。ヒーローはあくまでも自分勝手なもいで進んでいきます。↓↓2008/09/23
