内容説明
3年前、ジュリアの兄は信託財産を横領した罪に問われ、狩猟小屋で謎の死を遂げた。だがジュリアは今もなお、兄の無実を信じていた。真犯人は、兄を告発したストーンヘヴン卿デヴェレル・グレイに違いない。真相を暴くため使用人に彼を誘拐させようとしたがうまくいかず、ジュリアは大胆な計画を思いつく。みずから彼に接近し、色仕掛けで口を割らせるのだ。高貴な身分を隠して賭博場に潜入し、デヴェレルと間近で向き合ったジュリアは、誘惑のゲームを開始した―あまりにもハンサムな敵の姿に、驚きと戸惑いをおぼえながら。
著者等紹介
キャンプ,キャンディス[キャンプ,キャンディス][Camp,Candace]
新聞記者の一家に育ち、10歳のころから小説を書き始める。クリスティン・ジェイムズのペンネームも持ち、現代小説と歴史小説の両方を手がける人気作家として活躍中。アメリカ出身で、生粋のテキサス人である
杉本ユミ[スギモトユミ]
兵庫県出身。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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だむ
15
とある事件の真相を白状させるためヒーローに近づき誘惑しようとしたら、お互いに一目惚れしてしまうと言う王道のお話。面白かったんだけど両片思いのグルグルがちょっと長かったかな。ヒーローがヒロインの意図に気づく前も気づいた後もイケメンでそこが読んでいて楽しかった。事件の犯人は全く予想外の人物だったけど、最初にきちんと調べていればあの悲劇は起こらなかったのでは?と思ってしまった。2020/02/02
すっちゃん
3
⭐️⭐️⭐️ テンポよく読了。フラグを立てた犯人に外され、最後の最後でそこ!って驚。メイン二人の気持ちのすれ違いがやや長いかな。 2017/10/13
mana
2
ミステリ-ロマンスもの。兄の冤罪を晴らすため、賭博場への潜入捜査に乗り出す令嬢・ジュリア。ミステリ、ロマンスどちらの要素もしっかりしていて楽しかった。コメディ色が強く、シリーズ化できるくらいキャラが個性的。★★★★★2020/03/08
R
2
めっちゃ面白かった!!怒りに燃えるヒーロー、でもやっぱりヒロインを愛していて苦しむヒーローが大好きなので楽しめた!でも二人のすれ違いがちょっと長いかな。ちょいだれた。横領事件の犯人当てられなかったな。事件のほうも面白かったわ。でも兄ちゃんかわいそう!2020/01/20
ササキ
1
展開が早かったので飽きさせることなく面白かった。ロマンスより犯人探しの方により興味がわいた。2015/01/19