内容説明
サーカスを訪れた伯爵令嬢クリスタは、裸同然で見せ物にされている男性を見つける。鎖につながれ、長身のたくましい体を傷つけられた彼にクリスタは同情するが、彼はぶしつけに彼女を眺め回すと、すたれたはずの古ノルド語で欲望をあからさまに口にした。偶然にも学者の父からその言語を学んでいたクリスタが言い返したとたん、彼は助けを求めてきた。彼―リーフは航海中に遭難したバイキングで、言葉も通じず囚われているという。クリスタは父とともにすぐさまリーフを救い出す。やがて彼は驚くほど優雅な紳士に変身して…。
著者等紹介
マーティン,キャット[マーティン,キャット][Martin,Kat]
情熱的でドラマティックなロマンス小説を得意とする全米ベストセラー作家。カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で人類学と史学を修めたのち不動産ブローカーとなり、作家ラリー・J・マーティンと出会って結婚。1985年に執筆業を始め、セクシーな作風が瞬く間に人気を博す。作品は19カ国で出版されており、総発行部数は1,000万部を超える
岡聖子[オカセイコ]
同志社大学文学部卒。1990年より翻訳を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
27
新聞記事を書いている伯爵の孫娘が、ある日サーカスで救った古代ノルド語を話すバイキングの末裔男性と恋に落ちていくお話です。ほぼ鎖国状態の孤島から出てきた男子がとっても魅力的です。日本のことを少し思いました。続き翻訳されているのかな?2022/08/29
Nami
16
うーん...(。˘-_-。)ヒーローがね〜...自分の事しか考えてないよね。振り回されるヒロインが気の毒だ。2017/07/15
アカツキ
13
19世紀イギリスの新聞社を舞台にしたHeart Trilogy1作目。亡き母から新聞社を引き継いだ伯爵令嬢ヒロインは結婚して後継者を作るようせっつかれる日々。ある日訪れたサーカスの見世物小屋で虐待されているヒーローから古語で助けを求めてられて…。ヴァイキングの子孫ヒーローに真正面から求愛されてヒロインがぐらぐら揺れる中盤辺りまで好き。関係を持ってからの展開は好みではなかったけれど、お互い譲れない立場から対立しても相手への思いやりが感じられるので読みやすい。愛があっても生活水準を乗り越えるのは難しいよね。2021/05/20
矢田ふみえ
1
おもしろかった。お互いの立場と義務、自分らしくあること、愛すること、クリスタの自立、リーフのたくましさ、賢さ。文明が違えば全然違う世界だよね。2015/04/06
パンケーキ
0
サーカス団に囚われていたヒーロー。しかも、バイキング。バイキングだからなのかな~?令嬢を実家に連れてっちゃうとか強引なんだよなぁ~振り回されるヒロインが可愛そうだったかな。2014/05/25
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