内容説明
大企業会長の叔父を支える富豪令嬢アナベルのもとに、いとこのルルが殺害されたという悲報が届いた。真相を解明するべく現地を訪れたアナベルは報道陣に囲まれ、心ない質問を浴びせられる。記者の一団を前に途方に暮れていたとき、どこからともなくたくましい長身の男が現れ、アナベルのウエストに腕をまわして記者たちを押しのけた。彼の名はクイン・コルテス。ルルの元恋人で、プレイボーイとして名を馳せている男、そしていとこ殺しの第一容疑者だ。この人に惹かれてはいけない―だが彼の熱い眼差しに、アナベルの心が揺れた。
著者等紹介
バートン,ビバリー[バートン,ビバリー][Barton,Beverly]
9歳の頃に初めての小説を執筆。結婚して2人の子供をもうけるまでは短編、番組の台本、詩、小説を書きつづけていた。子育てが一段落した30代半ばに再び書くことを始め、1990年に作家デビュー。その後60作を超える作品を発表し、NYタイムズ、USAトゥデイのベストセラーリストの常連となる。世界的人気作家L・ハワードから賞賛され、マギー賞、全米読者選賞など数々の賞にも輝いた名実相伴う実力派作家
仁嶋いずる[ニシマイズル]
1966年京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
27
う〜ん事件の描写がうっとなるほど残酷なのでその手のシーンは斜め読み。その分ロマンス部分に期待していたのにヒーローが好みじゃなかった。すごくモテるらしいけどそんなに魅力的か?って思ってしまって。分厚いので読み通すのも大変。好きな作家さんなので置いていたんだけど、本棚整理に役に立ってもらおうかな。2017/05/04
choco
8
いや、びっくり。ロマンスとサスペンスが同等価で描かれてます。しっかりしたサスペンスで犯人がなかなか分からないように読者を揺さぶります。それよりヒロインはすぐ特定できましたが、ヒーローがなかなか定まらず。こいつか?こいつか?と思いながら読み進みます。個人的には警部補に傾き、あ、私立探偵もいいなあ、と楽しみました。ヒロインにはちょっと同調できませんでした。本筋は、とても心痛む、話です。ハッピーエンドなのに、救われない想いが残るほど。2015/11/10
akiyuki_1717
2
私には刺激が強すぎて、心臓に悪かった。サスペンスが好きな方にはいいと思います。ただロマンスとしてはもうちょっと甘さが欲しかった。ヒーローの魅力が理解不能でした。2014/03/12
てん・ゆう
2
一言で言うならヒーロー自業自得事件。
うさぎもち
2
変なタイトルのわりにはそこそこ。ロマンティックサスペンスというならこの程度のレベルは期待したい。あとがきにあるようにヒーロー以外の男性も生き生きとしてなかなか魅力がある2010/06/20
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