- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
海兵隊大尉としてアフガニスタンに派遣されていたジョーは、帰国するとすぐに元恋人ケイトを訪ねた―彼女との間に生まれた息子に初めて対面するためだ。僕にも父親としてできることがあるはずだ。だが、その前に乗り越えなければならない問題がある…。突然訪ねてきた人物をひと目見て、ケイトは驚愕した。なぜ今になってジョーが現れたの？一方的に別れを告げて去り、私の妊娠を知らせる手紙には返事すらくれなかったのに。息子の父親になりたいという彼の主張はもっともだ。けれど、彼の真意は何か別のところにあるのではないかしら？―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
25
海兵隊の任務につくタイミングで別れを切り出したヒーロー。悩みながら妊娠を告げる手紙を出し、返事がなかったことでひとりで子育てをする決心したヒロイン。出産後、ヒーローが任地から帰って来たところからお話が始まります。誠実に我慢強くヒロインからの信頼を得ようとするヒーローがよかった。自身も母との確執がありながら、誤解があったヒーローと兄との間を取り持つヒロインも愛情深い。命がけの任務中にヒロインの手紙を靴の中に隠し持っていたエピソードが素敵だった。2017/09/15
たまきら
18
読み友さんから。過去を乗り越えられずに苦悩する男女が痛々しいロマンスです。二人のつらい人生が丁寧に描写され、（ああ、仕方ないのかも）と読者に理解させてくれます。赤子の描写もすごくリアルでおかしかった。「一人の時間の貴重さに気づく…」みたいなセリフは子育てをしている世代にはアルアルでニッコリ。不器用なお兄ちゃんの話が読みたいなあ。2017/12/11
