著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年生まれ。詩人
田附勝[タツキマサル]
1974年生まれ。写真家。2012年に『東北』で第37回木村伊兵衛写真賞を受賞。社会で見過ごされてしまうものに突き動かされ、写真のテーマとして撮影を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けんとまん1007
55
たしかに、すき・・ということが、少なくなってきたかも。頭の中で思っても、言葉にすることが少なくなってきたかも。そんなことを思いださせてくれる。谷川俊太郎さんのすきなものって、こんなんだ・・と、面白く読んだ。途中から、想像しながらページをめくって、数は少ないがドンピシャのものもあって、単純に嬉しくなった。今度、自分でも「あ」から順番に並べてみようかな。2024/09/09
明るい表通りで🎶
36
すき💖の写真絵本。すきvsきらい、きれいvsきたない、あまりに複雑微妙で多様な現実に恐れをなして、ヒトは言葉で現実を整理します。体の感覚からヒトの判断が生まれ、繊細微妙な人のオリジナリティが育ちます。多様な世界の豊かさもそこから生まれます。2024/11/25
anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。谷川さんに惹かれて手に取った。谷川さんが好きなものを「あ」から挙げていき、写真家の田附勝さんが撮った写真と並べたもの。何となく不思議な写真集?というのか、言葉集?というのか。読んだ後、「あなたの好きなものは?」と、挙げてもらえば、盛り上がるかも。2024/01/16
chuji
4
久喜市立中央図書館の本。2023年12月初版。「美しいより、おもしろく。意味があるより、おもしろく」。こんなキャッチフレーズで全国を巡回中の「谷川俊太郎 絵本★百貨店」のために、詩人の谷川俊太郎と写真家の田附勝が絵本を作った。本のテーマは「すき」。谷川がすきなもの、すきな言葉を、「あ」から「ん」まで順にあげていき、田附が日本全国を旅して写真を撮った。何れも素敵な文字と写真でしたが、オイラは『よっぱらい』の文字と写真がベストでした。2024/03/18
もくれん
2
自分だったらどんな「すき」を選ぶかな?とあれこれ考えながら読むのが楽しい一冊。でも「そら」と「れきし」のページには、しばし手が止まったままでした。私は巻頭の、谷川さんの「すき」っていう詩がとても好きです。2025/05/04