内容説明
アレッサンドロからプロポーズされ、将来を誓い合ったカタリーナ。それから半年後、白昼のレストランで大物政治家が殺され、その店のオーナーであり、カタリーナが信頼を寄せる上官が自宅で仮死状態で発見される。宿敵の暗殺者集団とは違う手口、だとするといったい何者の仕業なのか。そこに突如、ロシア帝国の皇子と名乗る人物が現れ、カタリーナに協力を申し出る。アレッサンドロが敵意を向ける皇子の真の目的とは…。
著者等紹介
仁嶋いずる[ニシマイズル]
1966年京都府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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菫子
15
どっぷりハマった。戦闘もロマンスも濃密で楽しくて重厚な読書体験でした!6冊分の伏線を回収してて読み応えがあって面白すぎた!蜘蛛は苦手なのだけど…。アレッサンドロが落ちついて成長しましたね。作者様、ロマンスパートが1作目からどんどんお上手になっているし、アラベラのお相手のフラグが立っていたのでアラベラ編を楽しみに待ちます!2023/02/18
か
9
息もつかせぬ敵との戦いに明かされる真実。面白かったー。カタリーナが大人になって強くなっていき、アレッサンドロとピッタリなパートナーになっていて感動した。アーサーの能力はどれだけになるんだろう。アラベラ篇が今から気になる~。2023/03/05
aiko
5
カタリーナ編の3巻目。襲いくる強敵!次々明らかになる意外な真実!燃え上がるロマンス! 最終話に相応しい密度の高さで一気読みでした。そしてまたネバダ編の最初から読み直したくなりますね。1作目『蒼玉のセイレーン』からここに至るまでのカタリーナとアレッサンドロの成長は本当に魅力的。 イローナ・アンドルーズ作品、ロマンスの素敵さは勿論なんですが、魅力的なキャラ揃いな上ヒロイン達の抱える悩みや成長、深い家族愛、チームワーク等がテンポ良く描かれてるのが本当にいい。2023/02/27
只今小説熟読中
3
読み終えた満足感に浸っています。 最初から最後まで本当に面白くて楽しくて、最高に良い気分です。 大団円を迎えて新たな道が見えたのも良かったです。2023/02/16
ユキタ
3
アレッサンドロの因縁だけでなく、ネバダの頃から続いてた事件のからくりまで明かしてのエンディング。暗がりに乗じて駆け出すふたりの姿を思うと微笑ましい。相変わらずバトル描写が楽しい。早くもアラベラ編が気になるんだけど、個人的には熊より水を推す。2023/02/12