内容説明
幼くして両親を亡くしたジェイン・エアは、おばのミセス・リードに引きとられるが、おばやいとこたちの冷たい仕打ちにつらい日々を送っていた。やがて寄宿学校に入れられ、親友と呼べる少女に出会ったものの、待っていたのは悲しい別れだった。逆境にありながら勉学に励んだジェインは教師となり、住みこみの家庭教師の職を得る。ミスター・ロチェスターという貴族の養女を教育する仕事だ。ミスター・ロチェスターは無愛想でそっけない男性だが、ときおりのぞく誠実さにジェインはいつしか惹かれていく。彼には恐ろしい秘密があることなど、知るよしもなく…。
著者等紹介
ブロンテ,シャーロット[ブロンテ,シャーロット][Bront¨e,Charlotte]
1816~1855。カウアン・ブリッジ校で学んだのち、家庭教師として働く。1842年に妹エミリーとともにベルギーに留学。父の看病の合間に執筆した『ジェイン・エア』は1847年に刊行され、社会に反抗する女性主人公が大反響を呼んだ。その後、相次いで弟妹を失った悲しみの中で、『シャーリー』(1849)、『ヴィレット』(1853)を発表し、名声を博した
南亜希子[ミナミアキコ]
東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。会社勤務の傍ら翻訳学校に通い、翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- ヒトの意識の進化をたどる