出版社内容情報
本書は、ヒトの意識や知性を「物質」つまり「唯物論的」に説明することを試みた一冊である。ヒト意識の問題を、脳科学・心理学・哲学などさまざまな学問分野からの考察とともに、進化的視点や社会的背景と関連した思想の変化などの視点が大きく取り入れられている。なにがヒトに特有なのか、どこがサルやチンパンジーなどと異なるのかなどを考察した非常にユニークな一冊になっている。
【目次】
1 意識とは何か
2 道具と表象(シンボル)
3 神経と脳
4 進化する知性
5 思考と理性
6 感覚世界
7 学習と記憶
8 知性の化学
9 知性の哲学
10 個と社会
11 情報と意味
12 偶然と設計
13 構造と機能
14 回路と波
15 自由意志と自我
16 意識と無意識
17 現代性と矛盾
18 正気と狂気
19 思想の変化
20 知性の未来
参考文献
さくいん
-
- 和書
- 図説日本呪術全書