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内容説明
「あのみっともない娘を妹と認めるわけにはいかない」十六歳のとき偶然聞いてしまった義兄デクランの言葉で、ペイジの心は深く傷つけられた。彼女はデクランを見返したい一心で美しくなる努力をした。また猛勉強を重ね、新進デザイナーとして華々しく活躍するまでになった。六年後、二人はパーティで再会した。美しく成長したペイジに、デクランは心底驚き、ペイジは甘美な勝利感を味わった。そしてパーティの間じゅう、彼に冷たい態度をとり続けた。デクランにはその理由がわかっていないようだった。かつて自分が言った言葉など、すっかり忘れているのだ。
著者等紹介
ブルックス,ヘレン[ブルックス,ヘレン][Brooks,Helen]
イングランド中部ノーサンプトンシャー在住。書くことは長年の夢だったが、実際に執筆に取り組んだのは四十代に手の届く頃。現在は次々に作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
5
ヘレン・ブルックスのヒロインは頑固。それがネックになる以外はけっこう好きな作家さん。親同士の再婚で義理の兄になったヒーローが言ったヒロイン母娘に対する暴言に激怒したヒロインは固い決意をする。猛勉強をして難しい試験をくぐり抜けて夢を叶え、外見を磨ききれいになってヒーローに仕返しをしてやるー!と。決意したことを努力してやり抜く意志の強さはあっぱれ。まあ、あとはお定まりの展開で再会した途端ふたりは意識しあい、反発しあい、恋に落ちる。ヒロインに影響を受けたヒーローが父との確執に終止符を打ったのはよかったな。2013/10/11
サティーシャ
2
両親の結婚で義理の兄妹となったデクランとペイジ。十六歳のとき偶然聞いてしまったデクランの「みっともない娘」という言葉に傷ついたペイジは、見返すために美しくなる努力と猛勉強で新進デザイナーとして華々しく成長する。六年後パーティで再会し、美しく成長したペイジに見惚れ、惹かれあうが、彼に冷たい態度をとり続ける。押し倒しては、自制し反省し、抱きしめるを繰り返す。嫌われているとボロボロになっていくデクランの気持ちがわからずすれちがい。ペイジが頑なすぎる。後半もっとメロメロになるところがみたかったな。2019/01/03
月
2
★★★☆☆この著者は相変わらず情熱的なロマンスを上品に書き上げるなぁ。面白かった。2013/01/08
なすか
2
【再読】いつヒロインがあの事をバラすのかとワクワクしながら読んだ。ヒーローの恋患いっぷりには何度読んでもクラクラする(感想UP済)2010/01/18
me
1
ヒーロー父とヒロイン母の再婚で義理の兄妹になったふたり。金目当てだろうと再婚に反対していたヒーローがヒロイン親子を悪く言うのを陰で聞いていたヒロイン。それをバネにして美しく賢く成長したヒロインがヒーローに冷たく当たり続ける。ヒーローはヒロインに恋して何度もキスしてしまう展開。でもヒーローも時々ちょっと冷たいし、最後は嫌われてるからとヒロインの元を去ろうとするのが残念だった。2018/02/26