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内容説明
不動産ディーラーのボニー・メリックを一目見た瞬間、ジョーダンは強烈な欲望にとらわれ、恐怖に襲われた。彼は恋なんかするのは愚か者だけだと内心ばかにしていた。だから従順な女性と、愛はないが円満な家庭を築くことに決めたのだ。それなにの、未来の妻と過ごす別荘の下見に来て別の女性に惹かれてしまうとは。しかもよりによって、契約を得るためなら自分の肉体をも利用するという不実で奔放な妖婦に。でも、これは恋なんかじゃない、単なる欲望だ…。一方、ボニーは情熱を抑えるのに必死だった。フィアンセのいる男性を欲しいと思うなんで、どうかしているわ…。
著者等紹介
リー,ミランダ[リー,ミランダ][Lee,Miranda]
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出てクラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして三人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよいセクシーな描写で描くことを得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
18
意志を持つ「憑かれた家」をめぐるロマンスで、原著タイトルは「A Haunting Obsession」。前の結婚で心身ともに虐げられていた美女と、彼女に一目ぼれしつつも一生懸命抗う男子のちょっとコミカルでちょっとホラータッチなロマンスです。男性同僚が彼女にするのは典型的なセクハラですが、すごくリアルでした。2020/10/16
kina
4
欲望にわりと簡単に負けてしまう二人。最もどちらもその時点でフリーなので負けてもどうと言うことはないのだがお互いに相手に恋人ないし婚約者がいると思っているのでちょっと背徳感で燃えちゃうのもあったりして?ヒロイン元夫は最低だが、その外ヒロイン義兄といいヒーロー母と言い、身勝手とも思える言い訳が炸裂していてちょっと眉をひそめる。ただ欲望ってこんなものかなと思わせられる一面も。2019/07/25
糸車
3
嫌いでもないけれど、合わないお話ってあるんだなーと。家に住人の念が残っているという設定と、肉体的に惹かれあうヒーローとヒロイン、という設定を一緒にされたせいなのか、脇役がものすごーく嫌なタイプだったせいか?容姿のせいで奔放な女性と誤解されることにうんざりしていたヒロインの行動がどうもちぐはぐなせいか。ヒロインを理解し切れず混乱するヒーローにも、もやもやを残したまま読み終えて、・・・う~ん、微妙。2013/07/20
MOMO
1
困り者のニール君の話を真に受け、ボニーちゃんを奔放な妖婦だと思いながらも、既婚女性と関係を結ぶつもりのないジョーダン君、婚約者がいると言っちゃうのよ。まぁ、確かに結婚しようと考える女性がいたんだけどさ・・・。それでもボニーちゃんへの想いに翻弄され、恋に落ちたわけではなく、欲望だと思い込もうと必死!ほんと、男って哀れよな・・・2009/11/16