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内容説明
ブライアーの父ザヴィアのパーティには名士ばかりがつどう。その父から青年実業家カイナン・ロスをもてなすよう言われ、これは何かあると彼女は思った。案の定、ザヴィアは資金繰りに困っているらしいとカイナンから聞く。自分も借金を頼まれて断ったのだが、どうやら娘を取り入らせて援助させようということらしい、とカイナン。とんでもないわ!だれがこんな人に取り入ったりするものですか!激昂したブライアーだったが、そのしばらくのち、父親が心労のあまり倒れてしまう。弱気になった彼女に、カイナンが条件付きで援助を申し出た。「ぼくは求めるものに最高の値をつける。ほしいのは花嫁だ」。
著者等紹介
クレア,ダフネ[クレア,ダフネ][Clair,Daphne]
イギリス生まれ、ニュージーランド在住。五人の子供たちはみな独立し、現在はオランダ人の夫とともに暮らしている。ノンフィクションや詩、短編小説も発表。幅広いジャンルで活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
20
ひさしぶりにきっちり再読。ハーレクインクラシックスで本棚に置いてあるのはそんなに数が多くない。かなり好きで何度も読み返している。ヒーローの性格が複雑でなかなか本音を見せないのでヒロインと一緒に不安になるけど、一気読みさせる勢いがあって満足。若い頃傷ついたせいでどんな女性にも心を奪われないよう用心して来たヒーローがどうしようもなくヒロインに惹かれ、行きつ戻りつつ一貫して彼女を求めている様が◯。2021/06/23
糸車
5
この作家さんのヒーローは傲慢じゃなく誠実な気がするので安心して読める。ヒロインの父が多額の借金を負い、ヒーローとの縁組を望んでいる・・・、という出だしから大体想像はしたんだけれど、すぐ政略結婚に至らず物語の半分くらいを割いて普通にデートするふたりはいい感じ。お金が介在するとややこしくなるのは当然だけれど、ふたりとも本当は対等な関係でありたかったはず。お互いを大切に思いながら愛していると言えないまま地雷を踏まないよう気をつけて暮らすふたりが切ない。意外な人物の登場でやっと誤解が解けてめでたしめでたし。2014/04/16
麻琴
3
ロマンスの方を先日読んだが、82ページに意味不明な誤植があって再販ではどうなってるのかと思い購入し、ついでに最初から読み直した。誤植部分直っててよかった。契約結婚しようとしてる二人らしいすれ違いのいい場面なので。詳しい感想はロマンスの方に書いてるので省略。やっぱり好き。☆52015/12/04