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内容説明
ビッグ・ベンが真夜中の十二時を告げたとき、エリザベスはガラスの靴を残す代わりに幸せな週末を手に入れた。その日会ったばかりのアメリカ人のリックと、めくるめくような愛のひとときを過ごしたのだ。だが、それも束の間の夢。月曜の明け方には現実に打ちのめされた。彼には、アメリカで待つフィアンセがいたのだ。やがてエリザベスは、自分が妊娠していることを知った。けれどリックはすでに海の彼方…。決まっていたオックスフォード大学への進学もあきらめ、エリザベスは忘れられない男性の子を産む決心をした。そして十年後、会計士として成功した彼女の前に、思いがけずリックが現れたけれど…。
著者等紹介
ケンドリック,シャロン[ケンドリック,シャロン][Kendrick,Sharon]
ウエストロンドン生まれ。写真家、看護婦、オーストラリアの砂漠での救急車の運転手、改装した二階建てバスで料理をしながらのヨーロッパ巡りなど、多くの職業を経験する。それでも、作家がこれまでで最高の職業だと語る
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