内容説明
王宮の片隅に追いやられていた第三王女ミュリエルに、突然王位が転がり込んできて!?次々と舞い込む縁談を断るため、密かに慕っていた侯爵令息ギュスターヴを必死に口説き政略結婚することに。「あなたはとても綺麗です」嫌われたと思っていたのに初夜で優しく蕩けるように抱かれ…あれ、何だか溺愛されてます?まさかの人生逆転ラブコメディ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
31
ギュスターヴがミュリエルの自虐的なところを直していくのが個人的に好きだった。2025/01/24
ルーシー
7
愛妾だった母が亡くなった後、父王にも見放され王女とは言えない生活を送ってきたヒロインの唯一の楽しみは読書。書庫で出会った美しい少年と交流を続けるがひょんなことから王位を継がなくてはいけなくなり…。 引っ込み思案で自己肯定力が低いヒロインと野心あふれる家族を持ち、現実を知り腹黒く(?)なったヒーローとの両片想いのお話。面白かった。 強烈なキャラの侍女タチアナをつかわしたなき父王の愛が深かった。2025/01/28
十六夜
5
愛妾の娘である第三王女ヒロイン。殺し合い憎しみ愛の家族のゴタゴタに巻き込まれないよう息を殺して生きてきたのに、兄王子が二人とも死に第三王子もどっか行っちゃって、なんと王位が回ってきた。ろくな教育も受けていない自分が国王なんて無理、というわけで交流があって思いを寄せていた侯爵家の三男坊を王配に迎えることに。彼のスパルタのもとで高慢な女王を演じつつ、彼が一線を引いて接してくるようになってさみしい……みたいな話。最後は悪い奴ら粛正な感じでいい国作りまっしぐら。ヒロインの成長物語であり顔面至上主義な話でもあった。2025/05/24