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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
路地
41
1900年代初頭のサンフランシスコが舞台ということで、一大都市となった現代との違いに興味を惹かれつつ読んだ。ジェマとスーリン主人公二人の大きく異なる人生が偶然にも実業家であるソーントンを巡り交差していくダイナミックな展開が良かった。ソーントンの真実を知らず振り回されて危機に陥るところまではハラハラしたが、中盤以降、純主人公ともいえるアリスとネリーを加え表紙の写真にもつながる強い女たちとして悪に立ち向かう姿が頼もしく安心して読めた。2025/05/14
星落秋風五丈原
19
珍しく共作。サンフランシスコ大地震を基にしたフィクション。2024/12/25
わたなべよしお
17
読み進めるうちに少しずつ面白くなっていったが、何と言うか、愛すべき佳作という感じでしょうかね。友人との共著というわけでもないのでしょうが、これまでの4作と比べると、スケール感やダイナミズムに欠ける気がする。期待していたような物語にはなっていなかったなぁ。歌手、学者、画家、ファッションデザイナーという女性4人の群像劇だが、小さくまとまってしまったかな。2024/12/13
本の蟲
16
『戦場のアリス』や『ローズコード』が大好きなクイン新作で期待していたが、読んでいて違和感が募るばかり。始め気付かなかったが、知らない作家との共著とのことで、そのせいかな? 戦中戦後が舞台だった既作品と違い、1906年に起きたサンフランシスコの大地震と、その前後で人生が変わった4人の女性の物語。ただ誰も彼もが人物として薄い。特に植物学者アリスは便利キャラとしての役割しかなく、実在の人物とエピソードを出したかっただけに思える。話は盛りあがりに欠け、エピローグは拍子抜け。シスコ大地震について知れたのだけ良かった2024/11/20
てっちゃん
7
サンフランシスコ大地震の時代を生き抜いた4人のヒロインの物語。面白かったけれど、震災後の話が少し駆け足になったのは残念。 2024/11/08