内容説明
「叔父さん、ぼくを猿と結婚させるなんてひどいよ!」夫となる少年のその言葉は、十歳の花嫁の心に傷を残した。幼いベスは教会の祭壇の前で泣きながら結婚したくないと言い張ったが、結局儀式は進み、少年ドルーの正式な妻となった。相手は高貴なエクスフォード伯爵家の跡継ぎだと言われても、不器量な自分と紅顔の美少年が夫婦だと考えるのは耐えられなかった。彼は、おとなになったらまた会おうと言い残して、すぐに去っていった。そして十年の歳月が流れ、ついに再会のときが訪れた。十年間なんの音さたもなかった夫の、気まぐれな帰還だった。
著者等紹介
マーシャル,ポーラ[マーシャル,ポーラ][Marshall,Paula]
イギリスはレスターに生まれ、ノッティンガムで育つ。勤め先の資料図書館で同じ司書の夫と出会い結婚。三人目の子が学校に入ったのを機に英語の臨時講師として働きはじめるが、その後再び大学で歴史を学び、得た知識をヒストリカル・ロマンスの執筆に役立てている
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感想・レビュー
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あっちゃん
15
ハーレクイン本!お互いが好きになるのが早過ぎ(笑)内容はハーレクインというより、スパイものにラブ的要素を入れた感じに(^_^;)2014/06/08
mum0031
4
猿と言われた10歳の花嫁ベスと、我がままな16歳の花婿ドルー。 密偵として任務につく前に、10年ぶりにベスと再会するドルー。 美しく成長したベスと、恋に落ちるが 反逆者を探り出す為、湯治場に向かう。 幼い夫婦が、成長して本当の夫婦となる。 2018/03/15
こえん
2
ロマンス的に納得がいかない展開だった。2010/09/26
あおさわ
1
美男美女夫婦がちょっとツンデレしあいながらもラブラブになっていくのが序盤。 そこからはラブラブ夫婦で国家の反乱者と立ち向かうミステリーになってました。 首謀者が意外だったので面白かったですね。貸してくれた方は「予想外な展開は嫌い」と言ってましたけどww恋愛的には全く予想外の展開はなかったので、それでいいのかな? 2013/07/31
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