内容説明
ロザリンは目を覚ました。すぐ近くに微笑む男の顔が、見知らぬ美しい男の顔があった。驚いて悲鳴をあげると同時に、昨夜のことを思い出した。彼女を鞭打つ残酷で凶暴な叔父から領地を取り戻すため、そして獣のような男との結婚から逃れるため、城を抜け出したことを。城を逃れたはいいが、立ち寄った宿屋で酔客に絡まれ、危ないところをこの男に助けられたのだ。でもまさか…こんなことになるなんて!ロザリンは一糸まとわぬ自分の姿に動転していた。
著者等紹介
ポール,スーザン・スペンサー[ポール,スーザンスペンサー][Paul,Susan Spencer]
長女を出産したあと時間を持て余し、TVショッピングにはまりかけたことから、これはいけないと奮起。大学で書くことを学び、作家となる。1400年代のイギリスを舞台にした作品を好んで描く。その時代は政治の面でも科学の面でもとても刺激的で、すばらしいロマンスの背景を作り出してくれるからだという。米カリフォルニア州、モンロビア在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょう
12
愛と称号と財産と#02。前作でヒロインを誘拐した やんちゃな双子の片割れがヒーロー。前作で明らかになった出生の秘密のせいで家でしていたそうな。3作の中でこれだけコミック化されている。3作とも呼んで納得。これが一番、地雷のないお話しでした。2016/05/12
ぽこ
6
叔父から意に染まない結婚を言い渡され、家から逃げ出した伯爵令嬢のヒロイン。助けてくれたヒーローには暗い過去があり、愛し合っているのになかなか最後まで進展しないのでやきもきした。2016/02/23
こえん
2
伯爵家の女相続人のヒロイン・ロザリンと、出生にまつわる事実を知り出奔し傭兵となったヒュー。シリーズ前作では領主の弟の双子のかたわれとして、暴れん坊ぶりをいかんなく発揮してたヒーローが、心の中に葛藤を閉じこめているのが印象的だった。普段が陽気なだけに余計に。ヒロインはプライドの高さと頑固さがちょっとばかり鼻についたけど、逃げてきた境遇を考えると、これくらいじゃないと持ちこたえられなかったかも…と思える範囲だった。置かれた状況の中で結構頑張るし。終盤駆け足だったように感じられたのがちょっと残念だけど楽しかった2010/07/21
くろうさぎ
2
「愛と称号と財産と」のシリーズのなかでは一番好きです。ヒーロー兄が「花嫁の持参金」のヒーローだと気づくのに間がかかってしまいました。シリーズのほかにもスピンオフがあります。2008/10/14
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