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内容説明
故郷の同窓会に出席したエマは、地元で新聞社を経営するフォードにダンスを申し込まれたが、けんもほろろに断った。マスコミの人間は大嫌いなのだ。それに、男性とは二度と関わらないと心に誓っていた。元夫から受けた精神的苦痛はいまだに癒えていないのだから。ところがフォードは、エマがマスコミ嫌いなわけを探ろうと、彼女を追い回すようになった。秘密を打ち明けるつもりはないし、会えば口論ばかりなのにエマはいつのまにか彼を強烈に求めるようになっていた。フォードも同じ思いだったのか、こう提案してきた。「一度欲望を満たしてしまえば、この気持ちもおさまるはずだ」そしてエマは彼とベッドをともにすることに…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
8
ヒロインは弁護士、ヒーローは新聞記者という立場なのにDVについての意識が低い気がする。出版された年代が古くもないのに。ヒロインはDVに悩む友人に接触する折に初歩的な間違いを犯し事件のきっかけを作ってしまい、ヒーローはDVそのものに対しての認識が低い。勿論その後きちっと調べていますが。人と人の繋がりが密な田舎でのロマンスと事件と家族愛。ヒロインの頑固さはかなりなものだけど、彼女の信頼を得るために頑張るヒーローの誠実さと粘り強さが光っていた。事件を起こした女性に対する保安官ライアンの純愛にほろり。いい男だ。 2015/02/19