出版社内容情報
伯母夫婦の豪邸で、無給の小間使いのように働く孤児のアビー。
どこにも居場所のない彼女の胸に、ただ一つ灯る火がある。
美しい従姉の婚約者バスコ・ダ・カルバリュの存在だ。
ある日、アビーは従姉に頼まれ、バスコに手紙を渡しに行く。
都会で贅沢したい従姉の、バスコとはもう付き合えないという、
ブラジルへ帰る彼への婚約破棄の最後通告だった。
酔いつぶれたバスコを、その夜、家に連れて帰ると、
寂しさからかそっと触れてきた彼に、アビーは純潔を捧げた。
アビーの哀しみも、その胸に秘めた思いもバスコは知らないまま。
内容説明
伯母夫婦の豪邸で、無給の小間使いのように働く孤児のアビー。どこにも居場所のない彼女の胸に、ただ一つ灯る火がある。美しい従姉の婚約者バスコ・ダ・カルバリュの存在だ。ある日、アビーは従姉に頼まれ、バスコに手紙を渡しに行く。都会で贅沢したい従姉の、バスコとはもう付き合えないという、ブラジルへ帰る彼への婚約破棄の最後通告だった。酔いつぶれたバスコを、その夜、家に連れて帰ると、寂しさからかそっと触れてきた彼に、アビーは純潔を捧げた。アビーの哀しみも、その胸に秘めた思いもバスコは知らないまま。
著者等紹介
クレイヴン,サラ[クレイヴン,サラ] [Craven,Sara]
イングランド南西部サウス・デボン生まれ。ジャーナリストとして働いたのち、1975年に『バラに想いを』で作家デビュー。40年以上にわたって活躍し、93作品を上梓。陰影のある独特の作風で読者の心を揺さぶり続けたが、2017年11月、惜しまれつつこの世を去る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。