出版社内容情報
【目次】
内容説明
娘の手術費用のため、やむなく誘拐を決意したミョンジュン。ところが目的の豪邸から飛び出してきた少女ロヒをうっかり車ではね、その衝撃でロヒは記憶を失ってしまう。ミョンジュンはとっさに父親を名乗るものの、天才児と評判のロヒに口で敵わずこき使われるはめに。そんななかロヒの家から両親の死体が発見され、ミョンジュンは殺人の容疑者に―。韓国で話題沸騰、巻き込まれ型ミステリー!
著者等紹介
チョンヘヨン[チョンヘヨン]
1981年生まれ。2013年に長編小説『ダブル』でデビュー。2016年YES24電子連載コンテストの〈事件と真実〉部門で『ポンミョンアパート イケメン捜査日誌』が大賞を受賞、2018年CJ E&Mとカカオページ共同主催の推理・ミステリー・スリラー小説コンテストで『私が殺した』が金賞を受賞。その他、長編小説を刊行している
米津篤八[ヨネヅトクヤ]
朝日新聞社勤務を経て、朝鮮語翻訳家に。ソウル大学大学院で修士号、一橋大学大学院で博士号取得(朝鮮韓国現代史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スミレ
5
日本でのドラマ化を機に読了しました。 娘の手術費用のために誘拐を決意したミョンジュン。 誘拐する予定だった少女をうっかり車ではねてしまう。 記憶を失ってしまった少女との奇妙な生活が始まる…。 登場人物それぞれが背負っているものや次々に明かされる真相が重く心にのしかかる。 全てが明らかになったと思わせてからのラスト50ページには驚愕でした。 翻訳作品は苦手意識がありますが、とても読みやすく惹き込まれました。 日本版のドラマはもちろん楽しみですが、韓国版も見てみたいです。2025/07/15
ユキタ
3
出版社のツイートで気になっていた本。頼りない善人による天才少女うっかり誘拐のコミカル逃避行モノかと思ったら、がっつり重たいサスペンスが始まって面食らった。読みたかったのは緊急事態に右往左往するミョンジュンとどんな事態にも落ち着いて対応する頼もしいロヒ、凸凹コンビの珍道中だったので、そんなシーンがほとんどなかったのが残念。あと黒幕がなあ……なんでそこで本性見せちゃったの?みたいなのがある。2025/07/03