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出版社内容情報
買われた花嫁の涙はいつか、
愛の喜びに昇華するのか――
幼い頃に両親を事故で亡くしたドミニは、伯父に愛情深く育てられた。
その伯父が今、窮地に陥っていた――息子が会社で横領を働いたのだ。
会社の社長でギリシア人大富豪のポール・ステファノスは、
ドミニの伯父には内緒で彼女に取引を持ちかけた。
「君が僕と結婚するなら、事件は公にしないでおこう」
最愛の伯父を救うため、ドミニはうなずくほかなかった。
結婚式がすむと、悔し涙を流した。私はお金で買われた花嫁なのね……。
そしてドミニがハネムーン先から逃げ出そうとしているのに
気づいたポールが、恐ろしいほど静かに告げた。
「僕は君を放さない。僕の気がすむまで、君を捕まえておくつもりだ」
ハーレクイン・ロマンス日本創刊を前にサンプル本として選ばれた、巨匠ヴァイオレット・ウィンズピアの幻の名作! 15歳年上のヒーローは、じつはヒロインがまだ学生の頃から彼女の魅力に気づいていて……。耽美的な世界観をご堪能ください。紙書籍限定発売です。
【目次】
内容説明
幼い頃に両親を事故で亡くしたドミニは、伯父に愛情深く育てられた。その伯父が今、窮地に陥っていた―息子が会社で横領を働いたのだ。会社の社長でギリシア人大富豪のポール・ステファノスは、ドミニの伯父には内緒で彼女に取引を持ちかけた。「君が僕と結婚するなら、事件は公にしないでおこう」最愛の伯父を救うため、ドミニはうなずくほかなかった。結婚式がすむと、悔し涙を流した。私はお金で買われた花嫁なのね…。そしてドミニがハネムーン先から逃げ出そうとしているのに気づいたポールが、恐ろしいほど静かに告げた。「僕は君を放さない。僕の気がすむまで、君を捕まえておくつもりだ」
著者等紹介
ウィンズピア,ヴァイオレット[ウィンズピア,ヴァイオレット] [Winspear,Violet]
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。