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出版社内容情報
幼いころ母に捨てられたイニスは、長年暮らした修道院を出て、
大富豪ガード・セントクレアの邸宅へ向かっていた。
ガードから金を詐取した義理の父に代わって許しを乞うために。
だが、けんもほろろに追い返され、嵐のなかを帰る途中、
不運にも車にはねられ意識を失ってしまう。
数週間後、ガードの屋敷のベッドで目を覚ましたイニスは、
事故のせいで記憶を失い、自分の名前さえ思い出せずにいた。
ふと左手を見ると、薬指に美しい指輪が輝いている。
わたしに婚約者が? 何もわからないイニスに、看護師が教えた。
「婚約者は裕福で頭が切れる、悪魔みたいなガード・セントクレアよ」
HQプレゼンツ作家シリーズ別冊より、記憶喪失ロマンス特集〈閉ざされた記憶の扉〉をお届けします。不世出の作家V・ウィンズピアが描いた本作は、清廉なヒロインと傲慢なヒーローが出逢い、互いに反発しながらも孤独な魂が惹かれあう、クラシックな恋物語です。
内容説明
幼いころ母に捨てられたイニスは、長年暮らした修道院を出て、大富豪ガード・セントクレアの邸宅へ向かっていた。ガードから金を詐取した義理の父に代わって許しを乞うために。だが、けんもほろろに追い返され、嵐のなかを帰る途中、不運にも車にはねられ意識を失ってしまう。数週間後、ガードの屋敷のベッドで目を覚ましたイニスは、事故のせいで記憶を失い、自分の名前さえ思い出せずにいた。ふと左手を見ると、薬指に美しい指輪が輝いている。わたしに婚約者が?何もわからないイニスに、看護師が教えた。「婚約者は裕福で頭が切れる、悪魔みたいなガード・セントクレアよ」
著者等紹介
ウィンズピア,ヴァイオレット[ウィンズピア,ヴァイオレット] [Winspear,Violet]
ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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