出版社内容情報
カレン・リスナー[カレンリスナー]
著・文・その他
川原圭子[カワハラケイコ]
翻訳
内容説明
ハーバード大学を飛び級で卒業したIQ185のキャリーは、友達もおらず家に引きこもる毎日。話し相手と言えばセラピストのペトロフくらいだ。そんなキャリーを見かねたペトロフはある日1枚のリストを彼女に渡し、そこに書かれた課題をこなすように告げる。『好きなことを10個挙げる』『誰かとデートする』―一見簡単そうな課題にも悪戦苦闘するキャリーだが、いつしか灰色だった毎日に変化が訪れて…。
著者等紹介
リスナー,カレン[リスナー,カレン] [Lissner,Caren]
ニュージャージー州に生まれ、ペンシルベニア大学を卒業。新聞記者として働き、NYタイムズにも寄稿。『マイ・プレシャス・リスト』はデビュー作となる
川原圭子[カワハラケイコ]
英米翻訳家。エンターテインメント小説、実用書をはじめ、さまざまなジャンルの翻訳・編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
26
映画化もされた。頭はいいけどコミュ力ゼロのヒロインがカウンセラーの勧めであるリストを実行していくうちに身の回りに変化が訪れるあるある物語。2020/11/05
ぬぬ
16
IQ185のキャリーは14歳で飛び級をしてハーバード大学に入るくらい俊才。18歳で大学を卒業した後、自分が何をしたいのかわからないキャリーは引きこもりがちになりセラピストの所に通うようになる。そこでセラピストが用意したリスト(デートをする、友達を作る、生き物を飼う、好きな本を読むetc…)を半信半疑ながらも実行していくキャリー。果たして彼女は変われるのか?キャリーの堅物なところが自分と似ていると思いました。要領よくが良くないと言うか、嘘がつけないと言うか…。わたしも何か自分のためのリスト作ろうかな?2019/11/17
ゆずな
10
『フラニーとゾーイー』に興味を持つきっかけとなった映画の原作。(本書では言及なし笑)主人公キャリーは飛び級してハーバードを18歳で卒業。世の中が頭の良くない人や偽善者ばかりで溢れていることに腹を立てている。人と関わらないことを選んでいるのに、セラピストは半ば強制的に社交性を高めるためのやる事リストを渡す。キャリーは最初の恋愛と人付き合いで躓いたけど、必然ではなかったと思う。多くの人が人間不信とその少し外側を行ったり来たりするものだ。少しでも好きになれる人達との出会いが彼女を少しだけ寛容にしていく。2020/07/16
luna
7
私には、人生を変える本のひとつになると思う。だけど、読む人を選ぶお話かもしれない。キャリーの性質がよく分からない、もっと楽に考えればいいのに、ただのひねくれ者の社会不適合者じゃないかと感じる人は間違いなくそこそこいる。だからこそ、キャリーは行き詰まっているわけで。一方で、キャリーの生き方に、自分にも思い当たる節がある人も、この世にはいる。だからこそ、この本が書かれて、映画化されるほどに読まれている。後者が分かったことに、私は救われる思いがした。勇気を出して、自分の偽りない声に耳を傾けていくことを始めたい。2019/01/25
yuri
5
うーん。わかるんだけど、ちょっと思ってた感じと違う。 最後は納得できる形にしてくれたけれど、映像のほうがいいのかもしれない。2018/12/21