出版社内容情報
ユニバーサル・ピクチャーズがすでに映画化権を獲得!世界37言語で刊行され、日本でも発売後たちまち重版となった話題の異世界ファンタジー『レッド・クイーン』の続編が登場!
内容説明
罠に嵌められ、“王女”から一転、反逆罪で追われる身となったメア。自分の他にも奴隷の身で支配階級“シルバー”の不思議な力に目覚めた人々がいると知り、捜索に向かう。無慈悲な国王に先を越されれば彼らに命はない―。メアは仲間を守るために戦いの先頭に立ち続け、手を血に染めるたびに傷ついていく。だが周囲からは畏怖され、孤立を深めて…。革命を背負わされた少女の孤独な戦い!
著者等紹介
エイヴヤード,ヴィクトリア[エイヴヤード,ヴィクトリア] [Aveyard,Victoria]
マサチューセッツ州イースト・ロングメドーで生まれ育つ。南カリフォルニア大学で脚本を学び、学位を取得。卒業後、2015年に『レッド・クイーン』でデビューを飾り、たちまちNYタイムズベストセラー1位を獲得。西海岸と東海岸を往復する生活を送る
田内志文[タウチシモン]
1974年生まれ。埼玉県出身。翻訳家、文筆家、スヌーカー選手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
『よ♪』
37
読了。超能力を持つ銀色の血:シルバーと貧しい労働階級である赤い血:レッドの紛争を描く物語の第二部。レッドでありながら特殊能力を持つニューブラッド『メア』が仲間を探して救出していく。わかり易く、盛り上がりの連続だった第一部に比べると展開が少し単調で飽きる。映像がイメージ出来るような映画的な描写は相変わらず素晴らしいが如何せん話が単調。盛り上がりを見せるのは終盤のみで、この厚さの本だと少しキツい。全部で四部作になるということなので、次で『転』、最後に『結』と、それこそ映画的にわかり易く描かれることに期待。2018/02/26
星落秋風五丈原
35
第二作は黒字に赤でタイトルが浮かぶ表紙絵。メアは憂いの表情で剣を持ち、手からは血が流れている。目立たなかったヒロインが実は秘めたる力の持ち主で物語の中心に押し上げられていくのは毒見師イレーナと共通。第二巻でやっと別の国が登場して物語世界が少しわかる。国内に別の国の人間が出入りしてスカーレット・ガードに入り込んでいたりメアを利用とする勢力が現れたり内戦を繰り広げている場合じゃない。恋しい相手を憎い異母兄に奪われた事もメイヴンの火に油を注ぐ。頼りになる後見人が本巻で姿を消してしまったので少年王の暴走が心配。 2018/09/02
たまきら
20
王座を狙う陰謀に操られ、追われる身となった稲妻娘と第一王子。新たなキャラクターが多数登場し、目まぐるしい。誰を信じていいかわからない…そんな疑心暗鬼のせいでなんだかイマイチお話に乗ってついていけないのが残念でした。お兄ちゃんがなぜこのタイミングで…?とか。最後の展開は…3巻がすでに出ていてよかった…。2020/11/16
豆乳くま
20
1ヶ月近くかかって読み終えました。レッドクイーン3部作の2作目。何度も挫折しそうになった。ここまで読んだのだから最後まで読み切りたいがとにかく合わない。誰が誰を裏切るのか、裏切りのてんこ盛りだ。裏切りがイヤ嫌いなの。登場人物誰にも共感できず主人公メアが何をやっても孤立し嫌われる。辛い、辛すぎる。可愛そうなのに全然応援できない。もうどうしたらいいの。2018/04/26
mokona
19
相変わらずスピーディーな展開でストーリーは面白いのだが、どうにも主人公のメアが好きになれない。彼女の心の中にある「自分は特別」という考えが、物語の端々にあらわれていて不快になる。ニューブラッドを特別視する彼女は、シルバー達と何ら変わり無いように思うのは私だけだろうか。この巻は、新たな出会い、別れ、再会と前作同様さまざまなことが起る。この巻の終わりをみれば、次回も怒涛の展開なのは分かりきったこと。これからどうなっていくのか楽しみにしてます!2018/05/25