出版社内容情報
マイケル・グラント[マイケルグラント]
片桐恵理子[カタギリエリコ]
内容説明
預言者を自称する少女が口にした“15歳での消滅は救い”という教え。町には徐々に波紋が広がり、ついにはその言葉を信じて“消滅”を受け入れる者まで現れる。自殺同然の行為がこれ以上広がらないよう、サムたち町の議会メンバーは緊急会議を開くのだが…。何が嘘で何が真実か。誰を信じたらいいのか?飛びかう嘘と募る疑念が、やがて最悪の事態を引き起こす!シリーズ急展開の第3弾。
著者等紹介
グラント,マイケル[グラント,マイケル] [Grant,Michael]
“GONE”シリーズで知られる作家。軍人一家に育ち、幼少期から移住を繰り返し、10以上の学校を転々とした。大人になった今も移動を好み、世界すべての大陸をめぐるのが夢。妻と2人の子供たちとともにカリフォルニアに暮らす
片桐恵理子[カタギリエリコ]
愛知県立大学文学部日本文化学科卒。カナダ6年、オーストラリア1年の海外生活を経て帰国したのち、翻訳の道へ。おもな訳書に、グラント“GONE”シリーズ(ハーパーBOOKS)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
工藤さんちの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
62
全ての悪の根源ガイアファージ、それに利用される子供たちと抗う主人公たちという構図。フェイズというドーム状の地域に隔離された子供たちについてだけではなく、今回初めてその外の世界についても触れられていたので新たな展開が今後見られそうです。少しずつではあるものの謎が解け始め、また子供たちの成長と環境への順応が垣間見られる三作目でした。次の四作目以降も楽しみですが、まだ翻訳されていないのが非常に気がかりです。2022/03/15
りょうこ
41
うわーまじか!どうなるんだよ〜!アスタリフトの立ち位置がちょっとうざく感じたが..この手の人がいないと秩序が保たれなく、メチャクチャになるのはわかる!でもサムの気持ちも考えるとね...。複雑。今後フェズがどうなって行くのか?気になるところ!原作ではⅦまであるようなので、Ⅴからは後半戦!ドレイク..どうなってるんだい!ハァ!先が気になる!なるべく早くに続きをお願いします!2017/06/05
detu
35
15才以上は消えてしまうという謎のドームにある日突然覆われて7ヶ月が経過。Ⅰでは混乱と謎の収拾。Ⅱでは子供たちだけで生きて行く術。そしてⅢでは長く続く事への閉塞感による対立分裂からの回復。前編通して主人公サムを襲う幾多の敵対勢力との抗争はついて回る。 戦うこと傷つける事への葛藤に悩み最大の理解者の彼女すら煩わしい存在に。不屈のリーダーは孤独だ。しかし皆を守るのは彼しかいないのだ。外社会との接触に一つのヒントがあった。 物語はまだまだ続くようだ。いつになったら完結するのだろう。2017/08/06
ゆう
34
耐えきれなくなってサムが逃亡離脱。わからないでもない。サムの立場はプレッシャーだもん。アストリッドみたいな人はこのどうしようもないどうにかしないといけない場合に必要だとは思うけど、なんでだろう、イラッとしちゃうのは。口は出すけど手は出さないの典型だったからかな(笑)よくもまあ子供たちだけの世界でこんな次から次へと絶望的な状況に出来るもんだ。次はどんなことが起こるのかしら。2017/06/30
あっちゃん
21
うーん、登場人物増えすぎな上に死人まで生き返ったら、覚えきれない(笑)壁の外の話は本当なの?読者だって謎なんだから、子供達は何を信じたらいいのか、だよね( ̄▽ ̄)2020/09/23