ハーパーBOOKS<br> 血のない殺人〈上〉

電子版価格
¥880
  • 電子版あり

ハーパーBOOKS
血のない殺人〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784596550491
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報



フェイ・ケラーマン[フェイケラーマン]

林 啓恵[ハヤシヒロエ]

内容説明

ロス市警の警部補デッカーはホテルのスイートで美しい人妻と密会していた。彼女、テリーは暴力的な夫クリスとの別居を望んでおり、裏社会に生きるクリスと因縁浅からぬデッカーに仲裁を頼んできたのだ。だが直後にテリーが失踪したと、彼女の息子ゲイブから連絡が入る。ゲイブは14歳にして父親が犯罪者であることを達観したような少年だった。そんな折、近くで女性の他殺体が見つかり―。

著者等紹介

ケラーマン,フェイ[ケラーマン,フェイ] [Kellerman,Faye]
カリフォルニア州ロサンゼルスとニューメキシコ州のサンタフェに在住

林啓恵[ハヤシヒロエ]
国際基督教大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほちょこ

21
漢字の名前が覚えられないジレンマに、とうとう国内退去。久々のおちょっかいリナに会いに行く。ところが、時も流れ、あの何でもかんでも首と口を突っ込みたがるリナも何処へやら。大人しくなってしまい、やや拍子抜け。でも、マージやスコットの活躍場面が増えて、それはそれで楽しい。下巻へ。2017/03/29

18
ドナッティが再登場、ゲイブも彼と同様なのか?ヴェガの様子がチラリと、シンディがアフリカ系の看護士さんと結婚されて妊娠中、何よりデッカーさんが還暦!今作も本筋よりモロモロに気が取られてます。2024/08/18

tom

16
フェイ・ケラーマンのこのシリーズ、初期のころから中期まで、かなりきちんと読んでいた。主人公が結婚するためにユダヤ教に帰依することになり、その前後の展開もずいぶん面白かった。そして、しばらく読むことが途絶えていて、突然出版社が変更、新刊が出始めた。前作も含めて、翻訳の問題なのか、主人公(現在60歳)の生活が安定してしまったためなのか、妙に面白さに欠ける状態になってしまったと感じてしまったのが、この本の読後感。下巻も読みますけど、面白いのかどうなのか、少々疑問。2017/06/22

紫草

9
リナとデッカーのシリーズ、翻訳されたものはすべて読んでいるはずなのですが、このテリーとクリスが全く思い出せず(╥_╥)初めの頃はユダヤ教の厳しい戒律とかそれとデッカー自身の宗教とか家との折り合いとか、再婚どうしの2人の子どもたちのこととか、がこのシリーズのおもしろいと思うところだったのですが、今ではすっかり落ち着いて割と普通の警察物。それはそれでおもしろいし、デッカー、リナ、マージたちみんな好きなので読みますが、少し物足りない気持ちも。2017/06/04

田中峰和

4
知らず読み出したが、冒頭ですぐにシリーズと判明。ならず者のクリスと彼に殺されかけた警部補デッカーの関係から彼らの妻たち同士も知り合いということもわかる。クリスとその妻テリーの夫婦喧嘩の仲裁のような役割を演じるデッカー。その後、テリーが行方不明になって、息子のゲイブを家に預かるデッカー家。ゲイブはピアノの英才教育を受ける天才だが、複雑な家庭環境で育ったせいか暗い影を引きずる謎の少年。心を開かないゲイブを扱いかねるデッカーだが、ゲイブが追剥を退治した事件をきっかけに不信感が増す。テリーは生きているのか。2023/01/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11491831
  • ご注意事項