内容説明
還暦をとうに過ぎながらも組織一の殺し屋として名を轟かすオルソ。ある日心臓発作に見舞われて生死の境を彷徨った彼は、40年前に生き別れた恋人と娘に一目会いたいと願うようになる。忠実に仕えてきた組織に楯突き、オルソは二人が暮らすというイタリア中部の小さな町へ向かうが、道中の列車内で突如男が襲ってきた。その男の連れにはどこか見覚えがあり―。イタリア映画界の旗手が放つ慟哭のノワール。マリアーノ・ロミーティ文学賞デビュー作部門受賞。
著者等紹介
マルターニ,マルコ[マルターニ,マルコ] [Martani,Marco]
1968年イタリアのウンブリア州生まれ。50本を超える映画やテレビの脚本を手がけ、数多くの国際的に重要な賞を獲得している。映画・テレビ番組制作会社“ワイルドサイド”創設者のひとり。『老いた殺し屋の祈り』が小説家としてのデビュー作となる
飯田亮介[イイダリョウスケ]
イタリア語翻訳家。中部イタリア・マルケ州モントットーネ村在住。日本大学国際関係学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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