内容説明
通い猫生活を相変わらず満喫しているアルフィー。ある日、海の向こう“日本”から新しい住人が町に越してきた!その家には珍しい毛並みの猫もいるようで、はじめての異国の友だちにアルフィーはわくわくが止まらない。でも猫はいっこうに家から出てこず、一家も何やら問題を抱えていそうな様子。それにアルフィーには最近、どうにも気がかりなことがあって…。ハートフル猫物語、涙の第5弾。
著者等紹介
ウェルズ,レイチェル[ウェルズ,レイチェル] [Wells,Rachel]
愛猫家。家族やペットたちとデヴォン州に住む。20代の頃はロンドンでマーケティングの仕事につき、アパートで暮らしていた。出産後に故郷に戻り、子育てと執筆の両立に踏み切ることに。処女作『通い猫アルフィーの奇跡』が英紙サンデー・タイムズのベストセラー入りを果たす
中西和美[ナカニシカズミ]
横浜市生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
118
期待を裏切らないシリーズ第5弾。仔猫てはなくなってもジョージは可愛い。訳者のあとがきで次作では犬も登場するらしく、また楽しく待ちます。2020/03/15
ふう
106
大切なパートナーとの悲しい別れを経験したアルフィー。つらいけど息子を守り育て、飼い主たちの幸せのために奔走するアルフィーの言葉が一つ一つ胸に沁みます。悲しみが消えることはないけど、悲しいだけの人生はない…。反対に、幸せなときにふと悲しみが押しよせてくることもある…。言葉が通じるならわたしも聞いてほしいことがあります。そして、背中を撫でながらアルフィーに言ってあげたいこともあります。2020/04/08
mug
66
隣に越してきた母娘、独り暮らしの老人、思春期のアレクセイとジョージ…今回も山積みの問題。なのにいつものように、良い作戦が思い浮かばないのは、大切な相手との別れが近付いてきているから。 今作では、大切なものを失う悲しみと、沢山の人に支えられる新しい世界を感じることができた😊2021/02/19
あかは
52
いつも何かしら出会いと別れがあるこのシリーズですが、今回はキツかった。それに問題も今までで1番てんこ盛りだったんじゃないでしょうか。でも、それら全てを解決してしまい、自らの悲しみも乗り越えようとするアルフィーは素晴らしい猫だと思うのです。勿論ジョージもですが。もう、次の巻も出ているようで、楽しみです。本当に最後には暖かい気持ちにしてくれるこのシリーズに感謝です。2020/08/26
hirune
51
猫だって生きてれば、仲違いした人間の仲裁をしたり ティーンエイジャーの暴走を諫めたり 掛け替えのないパートナーとの永遠の別れに悲しみに沈んだり…いろいろな苦労や心労があるもの、心を砕かなくちゃならない家族が三組もあって まだまだ増えていきそうなアルフィーみたいな猫ならなおのこと。。今回も息子のジョージや猫仲間たち共々大活躍でしたね😅しかし家族の子供が合計7人、次々にティーンエイジャーになっていったら、アルフィーや親たちの苦労や大騒動はこれからも続いていきそうですね〜☆2020/07/19