出版社内容情報
パリ郊外の断裁工場で働くギレンは本を〝死〟へ追いやる毎日にジレンマを抱えている。生き延びたページを持ち帰っては翌朝の通勤電車
内容説明
パリ郊外の断裁工場で働くギレンは、大好きな本を“死”へと追いやる毎日にジレンマを抱えていた。生き延びたページを持ち帰っては翌朝の通勤電車で朗読して“往生”させるのが日課。心の拠り所は飼っている金魚だ。そんなある朝、ギレンはいつもの電車で、持ち主不明の日記を拾う。その日から彼の憂鬱な日々は少しずつ変わり始め―人生の悲哀と葛藤、希望を描いた、フランス発ベストセラー。
著者等紹介
ディディエローラン,ジャン=ポール[ディディエローラン,ジャンポール] [Didierlaurent,Jean‐Paul]
フランスのヴォージュ県在住。短編で2度、ヘミングウェイ賞を受賞している。『6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む』は長編としてはデビュー作となるが、発売前から話題になり、世界36カ国で刊行。ベストセラーに
夏目大[ナツメダイ]
大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。SEとして勤務したのち翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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