出版社内容情報
カリン・スローター[カリンスローター]
著・文・その他
鈴木美朋[スズキミホウ]
翻訳
内容説明
乱射事件の夜、何者かが自宅に侵入した。事件後、口を閉ざす母親は、有無を言わさずにアンディを家から逃がす。不安と恐怖のなか指示されるままにアンディが辿り着いた貸倉庫には、逃走用の古い車と24万ドルもの札束、母の写真付きの偽の運転免許証が用意されていた―。母親は政府の謀報員か、殺し屋なのか?嘘のかけらを集めたとき、驚愕の真実が明らかに!MWA賞受賞作家の最新作。
著者等紹介
スローター,カリン[スローター,カリン] [Slaughter,Karin]
エドガー賞にノミネートされた『警官の街』をはじめ、“ウィル・トレント”シリーズや“グラント郡”シリーズで知られるベストセラー作家。これまで18作以上の作品を発表し、120カ国以上で刊行され、累計発行部数は全世界3500万部を超える
鈴木美朋[スズキミホウ]
大分県出身。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
167
上下巻、800P弱一気読みしました。予想外の展開で面白く読みましたが、カリン・スローター・ジャンキーに成る程は、嵌りませんでした。人気のウィル・トレント シリーズ を読まないとダメなのかな? 著者は、そこそこ美形です。 https://www.karinslaughter.com/2019/04/04
のぶ
87
下巻に入り、上巻の冒頭で起きたショッピングモールでの銃乱射事件が、思わぬ展開を見せてきた。残されていた古い車と24万ドルの札束に、母の写真付きの偽の運転免許証を手に逃亡を続けながら、真相を追うアンディ。怪しげな人物が登場する中、次第に真実が見えてくる。作中に挿入される1986年の事実から、母のローラは過激派グループメンバーと関係する過去が明かされる。全体を通し冒頭の衝撃的な事件から展開してゆく物語が、自分の思わぬ方向に進み、混乱する部分もあったが、カリン・スローターらしい作品に仕上がっていたと思う。2019/02/12
ナミのママ
68
上巻を読み終わり「もしや?」と思った部分を解明していくような下巻だった。アンディの逃亡は母ローラの過去を開いてしまう危険な扉。登場人物の女性に現代特有の過去があるのはやっぱりカリン・スローター。全く共感の持てない主人公なのに引っ張られるように読んでしまった。そして、真実の一部を隠す知恵としたたかさに思わずニンマリ。ウィル・トレントシリーズの方が好みだけど、2023年新刊はこちらの関連作品との事。どう繋がるのか楽しみ。2023/01/18
future4227
58
母親の指示に従い逃亡する娘。僅かな手掛かりを手繰り寄せながら州から州へと逃避行。執拗に追いかけてくる謎の男。行く先々で、自分が知っている母親とは全く違う女性像がかけらのように次々と明らかになる。過去と現在が交互に描かれるダブルストーリーだったのが、徐々に1つの話に繋がっていく様は見事と言うしかない。彼女のかけらが揃ったとき、本当の姿が見えてくる。ミステリーサスペンスとしても面白い。ある女性の壮絶な人生を描いた人間ドラマとしても面白い。そして何よりも、母と娘の愛の物語としての余韻も残してくれる所が最高だ。 2019/03/28
星落秋風五丈原
49
邦題の彼女とはアンディではなく母ローラのことだ。といいつつ、途中から1986年の富豪の娘ジェインのエピソードが登場。彼女は何食わぬ顔をして女性テロリストを会場に招き入れるがその際に彼女から「あなたは素晴らしい」と声をかけられ信念が揺らぐ。彼女は恋人ニックに半ば操られて過激な行動に参加していた。「女性を操ろうとする男性」パターンは「罪人のカルマ」にも登場。スローターは姉妹もので女性同士の確執を描いてきたが今回は確執になる前に娘が逃亡生活を強いられネトフリ版では補完された母親の現在はほぼ描かれない。 2023/03/20