内容説明
昼はレディ付きメイド、夜は娼館に手作り菓子を持ち込んで生計をたてるマージェリー。ある夜、館を訪れた彼女は、謎めいた紳士ヘンリーと出会う。驚いたことに彼は突然マージェリーの唇を奪い、姿を消した。動揺と胸の高鳴りに混乱する彼女だったが、数日後、驚愕の真実が明らかになる。彼は告げた―「無垢な君は伯爵家に迎えるのにふさわしい。僕は、伯爵の孫である君を迎えに来たんだ」
著者等紹介
コーニック,ニコラ[コーニック,ニコラ] [Cornick,Nicola]
イギリスのヨークシャー生まれ。詩人である祖父の影響を受け、幼いころから歴史小説を読みふけり、ロンドン大学でも史学を専攻した。その知識を執筆に存分に生かし、英国摂政期の華麗な物語で人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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