出版社内容情報
甲斐性なしの第二王子殿下に鉄槌を!?
訳ありの子爵家当主が送る痛快王宮ファンタジー!
訳あって身分を隠しているイルムヒルトは、侯爵家の令嬢・アレクシアに招かれ、王立学院の卒業記念パーティーに参加する。そこで突然、第二王子・エドゥアルトから身に覚えのない罪に問われてしまうが、鮮やかに真実を暴き、エドゥアルトの所行を明らかにする。けれど、その一件をきっかけに、王宮の『アレ』に目を付けられることになり…!?
Web版から大幅加筆した第1巻!
内容説明
マリウスと婚約を結んだイルムヒルトは、学院に通う準備の一方で、リーベル伯爵の一件の聞き取りを受けたりと、その後の対処に追われていた。そんな時、母と祖父母の墓の移設完了に関する知らせがあり、先代を弔う会を行うために領地へ帰ることに。その道中、ゲオルグの仲間と思われる者に命を狙われる、タウンハウスで雇われていた執事見習いに出会い…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すがはら
6
「アレ」はまだ明かされず。引っ張るなー。王宮にいるんだから王族なんじゃないのとは思うけど。誰なんですかね。ヒロインが目立たないようにしてきた理由が「アレ」の目を引かないためだったと言うけど、昔から母親が目を付けられてて、娘の存在も当然知られていて、ヒロインも領地経営に関わり続けていたんだったら当然これまでも動向は把握されてたと思いますよ。面白がられてたのでは?言えないと言い張るヒロインの頑なさが嫌な感じ。種明かししたら終わっちゃう程度の奥行きなんでしょとか思っちゃいます。2巻で終わってて欲しかった。2024/09/22