感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
38
百人一首が大好きな娘さんのために取り寄せました。軽くめくってはわらっていたようです。オカンはガッツリ笑いました。まず入門に最適。昔の言葉ってよくわかんない…と敬遠している人こそ楽しめる気がします。だって、人ってあんまり変わってないみたいなんだもん…。先日夫が久々に清少納言を読んで「これ、SNSじゃん!彼女インフルエンサーだったんじゃない?」と叫んでたんですが、まさにまさに。2023/11/23
花林糖
18
図書館本。意味合いを重視した訳の為ぶっ飛び過ぎな超訳もあり。好みの超訳は大江千里193「月見で泣く繊細なボク」、兼芸法師875「心は現役バリバリ花ざかり」。藤原敏行朝臣903「老いてからが人生」。歌の解説も簡潔でさらっと読み易く殆ど一気読みでした。千年経っても悩みや不安な気持ち、考えることは変わらない。2023/11/19
ブラフ
14
【図書館】何に「千年たっても悩んでる」のかって、「人が日々の営みの中で自然に思い悩むこと」は一万年と二千年経っても変わらないってこと。古今和歌集に収録してある和歌を、現代語に超訳してあるので、普段、読書をしたり俳句などに馴染みのない人でも、千年前の人たちにも親しみがわくと思う。百人一首にも収録されている小野小町の「花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に」なんて、「昔はかわいいかわいい言われて結構モテたんだけどな~」って訳されてたりする。タイトルに#付いてるようにツイートみたいな感じ。2023/12/19
栗羊羹
12
表紙はどこかのやんごとなき姫様か、あるいは高貴な方に仕える女房か。歌を選んだ基準は「1000年前も令和の今でも変わらない思い」だそうです。本を開き左ページ上は原歌、その下はLINE風に解説、右ページは今風の解釈。…笑えます❗ (原歌)思ふとも 恋ふとも逢はむ ものなれや 結ふ手もたゆく 解くる下紐 (現代風解釈)勝負下着にしてみたよ~今夜こそ来てくんない?2024/02/10
スズコ(梵我一如、一なる生命)
10
初の超訳古典もので、わかりやすくて親しみやすさはある一方で、いくらなんでもこれは訳じゃなくない?ってのもいくつかある。悩んでいる時に赤ちゃんを見て、「人生大変なのになんで生まれてきたの?」って歌が、「この世は地獄ってのが陰キャな俺の人生観」って流石に飛びすぎでは。。。赤裸々な訳すぎて古典に抱く趣深さがなくなっちゃってるってのもちょっと残念。そのバランスが絶妙!ってのが良い超訳になのだろう。あと君が代が詠み人知らずだったとは驚き。関係ないけど出版社がハーパーコリンズで日本に進出してたとは知らず。2024/01/15
-
- 和書
- 82回薬剤師国家試験問題