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内容説明
“君のキスや愛情で、僕は息がつまりそうだった”6年前、愛する夫ラスが別れぎわに言い放ったその言葉を、アプリルは車を走らせながら、胸の痛みとともに今日も思い出していた。ラスとの結婚は、天涯孤独の彼女が18歳にして初めて知った幸せ。だが男盛りのラスに妻の愛は重く、ある日突然去っていったのだ…。そのときだった―物思いにふけるアプリルの前にトラックが飛び出し、目覚めると病室の中。アプリルは頭を強打し記憶を失っていた。そして彼女を迎えに、家族ぐるみの知人というハンサムな男性が現れる。何も思い出せないアプリルは、彼についていくしかなかった。まさか彼が、かつて自分を捨てた最愛の夫だとは思いもせず。身を裂くような別れ、裏切り、記憶喪失…。話題と涙を誘った衝撃作、ここに復刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
読み友さんから。1985年初版です。イヌを愛する天涯孤独の女性が主人公です。幼いころからずっと愛し、高校卒業と同時に結婚した男性に「息が詰まる」と離婚されて以来、他人に心をひらかずひっそりと生きてきた彼女、もうおばちゃんこういうの涙出ちゃうわけで…。かなり幼い男子も、生命の危機に瀕してようやく「彼女しかいない!」と気づき…代償はあまりにも大きかったよ。とはいえ不器用な人たちのぎこちないなりの和解の努力は微笑ましかった。…シェルターにいた犬が30日隔離って辛いだろうなあ…というのも読後感想なんですが。2019/01/16
ちゃろ
4
⭐⭐⭐⭐初めての作家さん。なんと、1988年の作品。面白かった〜。一気読み。他のレビューでもあったけど、裏表紙のあらすじ買いでした。だって夫が自分は自由になりたい、君よりもっといい人がいるはずって家をでて行って離婚届が送られてくるんだよ〜。それにヒロインの記憶喪失。ヒーローに都合のいい話しだし、愛してたら許しちゃうのよねっと感じた。でも結構おもしろかった。2014/09/02
romance_holic
3
「(ヒロインの心を言葉で殺すくらいなら)いっそ彼女をナイフで刺すのも同じことなんじゃない?」 と言いたくなるほど、相手の気持ちを足蹴にするようなヒーローの振る舞いと発言。 過去に十分ひどい目にあった彼女は彼を近づける理由がないのですが、不慮の事故で記憶を失ってしまい、隙ができてしまうのです。再び同じ人を愛するようになったところで記憶が戻り、彼のことが許せるのか、以前の出来事が忘れられるのか、ものすごく真剣に読み進めました。 ヒロインの愛の深さに100%共感はできなかったけど、胸にせまります。 2013/12/27
やまと
2
このヒーロー本当に自分勝手、離婚理由が酷すぎる。 彼女の6年を返してあげて欲しい。 2015/10/14