- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
名家の令嬢として何不自由なく育ったダイアナは、ある日訪れた美術展覧会で、鋭いまなざしの一人の男と出会う。孤児院で育ったその男アダムは、アルバイトの傍ら学業に励む青年。独力で人生を切り開く姿は、ダイアナの目にひどくまぶしく映り、彼女は両親や周囲の反対をよそに、許されぬ愛へと溺れていく。だが二人は住む世界も考え方も真逆。その違いがしだいに亀裂をうんで、やがて耐えられなくなったアダムは、ダイアナを捨てて姿を消した。あれから6年―ダイアナは父親が遺した莫大な借金により、愛する屋敷も友人も、すべてを失っていた。そんなダイアナの前に、皮肉にも裕福な実業家となったアダムが現れ…。
著者等紹介
レイ,ロバータ[レイ,ロバータ] [Leigh,Roberta]
雑誌、子供向けの本などさまざまな分野で活躍して国際的な評価を得ており、いくつものペンネームを使いわけながら、著作は100を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きき
1
見事に逆転したヒーローヒロインの状況が切なさを際立たせる。新婚の頃はヒーローのほうに共感出来た。あの状況で船旅について行く男はいないと思う、それを理解できないヒロインはやっばり裕福なお嬢様なんだよね。6年はムダでは無かったと思わせるヒロインの成長が後半は嬉しくて何度も読み返した。その反面富は得たけど精神的に後退したヒーローが成り上がり丸出しで更衣室での行為も誠実さが足りないなとマイナスだった。そもそも実業家として成功してほんの数年でそこまで人間かわれるもんなの?2016/01/21
akiyuki_1717
1
若い時のヒロインは今の時代なら完全にストーカーと言われる部類に入るんだろうけど、若気の至りというか、ヒーローを振り向かせるための強硬手段には、恐れ入った。苦労して精神的にも大人になったヒロインと、裕福になったけれど、人間的にはさして成長していないように感じるヒーローとの再会で、ヒーローには嫌悪感しか感じなかった。ヒロインへの過去の仕打ちに対する謝罪もロクにないまま、ヒロインが騙されて勘違いしたからって、プライドからまたもや何ヶ月も放ったらかしにするってどうなの?ヒロインは簡単に許しすぎて、最後にシラケた。2014/12/21
ひまわり
1
王道だった。2014/03/18