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内容説明
ロンドンで静かに暮らすヘレンのもとに、一通の手紙が届いた。差出人は、会ったことのないギリシャの大富豪の祖父―その租父が病床に伏し、死ぬ前にひと目会いたいと言ってきたのだ。同情をおぼえるものの、父と駆け落ちした母を勘当し、亡くなるまで許すことのなかった祖父を恨む気持ちもある。ヘレンが迷っているとき、祖父の使いと名乗る男が現れた。浅黒い肌に神秘的な瞳のデイモン・レアンドロスは、彼女をわがまま娘のように非難し、有無を言わさぬ口調で告げた。なんとしてでもきみをギリシャに連れていく、と。獲物を見つけた獣のようなまなざしに、ヘレンは身を震わせた。
著者等紹介
クレイヴン,サラ[クレイヴン,サラ][Craven,Sara]
イングランド南西部サウス・デボン生まれ。グラマースクール卒業後は、地元のジャーナリストとして、フラワーショーから事件まで、あらゆる分野の記事を手がける。1975年からロマンス作家となる。サマセット在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akiyuki_1717
2
母を勘当し、無視を続けた祖父を憎んでいると言いながら、ヒーローの行動を祖父に言いつけて、ぎゃふんと言わせようと何度も嫌味を言ったり、ヒーローの行動の裏を書こうとしたりして、ヒロインのあまりの子供っぽさに、途中からウンザリしました。その上、ヒーロー以外の男性には愛想を振りまくなど、異性に対してお堅い考えを持っているという設定と、行動が正反対です。大学に進学しても、ヒーローへの恋煩いで、ろくに勉強に身が入らず、退学処分にされてもいいと思うなど、のめり込みすぎて危ないヒロインでした。人間性は姉と似ているのかも。2015/06/17
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