内容説明
床はどれくらいの重さに耐えられる?自宅の壁や天井の向こうはどうなってる?電線は壁の中をどう通ってる?毎日寝起きしている自分の「住まい」について、実は知らないことだらけではありませんか。本書は間取りの歴史から住宅の構造まで、分かりやすい事例とイラストで「住まい」の秘密を解き明かします。家を建てる前に読めばよりよい家づくりに、建てた後でも快適に暮らすヒントとして役立つこと間違いなし!
目次
0 「家」とは何か/「住まい」の歴史―さまざまな定義のある家
1 屋内の秘密―家の中が分かると住み方が変わる?
2 家の外側、構造の秘密―建物が分かると住み方が変わる?
3 インフラと住宅―知っておくべき大切な関係
4 「我が家」と「外」との関係―「我が家」だけが存在しているわけではない
5 住まいの使い方とメンテナンス―知っておけば「快適」がながもち
著者等紹介
加藤純[カトウジュン]
1974年生まれ。建築ジャーナリスト/ライター・エディター。1997年東京理科大学工学部第一部建築学科卒業、’99年同工学研究科建築学専攻修士課程修了。歴史研究室在籍時は、同潤会アパートメントなど日本の戦前期における集合住宅の復原的研究を行う。株式会社建築知識(現・エクスナレッジ)月刊「建築知識」編集部を経て、2004年よりフリーランス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やすらぎ
27
一戸建ての雑学が沢山。畳の大きさの違い、電気、ガス、水道の繋ぎ方、建蔽率、容積率の考え方など参考になりました。住宅の床は1㎡あたり180kgに耐えられる設定なんですね。ピアノとか本をびっしり積むとそれを超える重さになるのですが、床組みや床下地で分散してるんですね。 あと個人的にはベランダーとして悲しいことがあり。ベランダの奥行きが1mまで建築面積に含めないという控除規定があり…ほとんどは90cm程度なのだそう……もう少し奥行きが欲しいのに…もっと植物に囲まれたいのに…という願望。致し方なしです。2020/11/03
ハパナ
3
所有物件としての不動産の売買や、新築・リフォームに絡む基礎知識の概略がこの一冊で分かります。 文化的観点や機能的観点。工法や材料の違いから、法令による制限まで一頻り載っていました。2016/02/29